NHKは11月14日、今年の大みそかに放送する『NHK紅白歌合戦』の出場歌手を発表。“原爆Tシャツ”などで波紋を呼んだ韓国の男性グループ・防弾少年団(BTS)が不出場となったことを含め、ネット上でも大きな注目を集めている。
「一時は“『紅白』初出場内定”報道も出ていたBTSですが、そのメンバーが過去に原爆投下を肯定するようなデザインのTシャツや、ナチス親衛隊(SS)のロゴが入った帽子を着用していたことが発覚し、批判が飛び交っていました。その影響か、『紅白』出場者の中にBTSの名前はなく、彼らの出演に反対していたネットユーザーからは『BTSはそれくらい大きな問題を起こしてしまったってこと』『ファンは気の毒だけど、しかたないでしょ』といった声が寄せられています」(芸能ライター)
しかし「BTSが出ないのは当然として、なぜTWICEは出られるのか?」という指摘もあるように、同じ韓国の女性グループ・TWICEは、昨年の初出場に続き、今年も紅組として参戦。さらに、同グループのメンバー・ダヒョンが、過去に慰安婦支援企業のTシャツを着用していたと一部で報じられたことにより、反日疑惑が浮上。「これじゃBTSを不出場にした意味がないだろ」「そもそも『紅白』に韓国枠って必要ないよね?」など、さらなる反発が起きている。
「一方で、昨年まで24回連続出場していたTOKIOも、今年は不出場となりました。元メンバー・山口達也が女子高生にわいせつな行為をするなどした不祥事により、グループは音楽活動を停止中なので、もともと『紅白』は絶望的とされていましたが……。15日放送の『ビビット』(TBS系)では、MCを務めるTOKIO・国分太一が『紅白』出場者発表の話題に触れ、『(今回は)選ばれることは、まずないだろうなとは思っています』としつつ、『いつか出られように頑張りたい』と語りました」(同)
ネット上のTOKIOファンも、「残念だけど、太一くんの言う通り、またいつか出場できるといいな」「前向きで素敵。きっとほかのメンバーも同じ気持ちだよね」などと受け止めている。
「ですが、TOKIOファンやBTSファンといった視聴者層を逃した今年の『紅白』には不安もあり、ネットユーザーの間でも『目玉になるアーティスト、いなくない?』と言われている。昨年は引退前だった安室奈美恵の出場で注目を集められたものの、今年は“出場濃厚”とみられていた米津玄師も不出場。ファンでなくとも『米津は出ると思ったのに』『米津が出るなら「紅白」見ようと思ってたけど、見る必要なくなったわ』という反応をみせています」(マスコミ関係者)
ちなみに、NHKは人気ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』のキャラクターに扮した俳優陣、通称「刀剣男士」を企画枠に起用しているが、「こういう2.5次元モノって、お茶の間に受け入れられるか心配」「ファンからすればうれしいけど、一般の方々にバカにされたら嫌だな……」といった声も。『紅白』放送当日も、いろいろな意味でネットが騒がしくなりそうだ。