映画出演経験がないにもかかわらず、映画賞を受賞したことにより、ネット上で苦笑されているモデルのKoki,。メディアに初登場した際は「木村拓哉工藤静香の次女である大型二世タレント」と脚光を浴びたものだが、ほんの数カ月の間に、マスコミ関係者からの評価も急落してしまったようだ。



「Koki,は11月26日、女性誌『ELLE JAPON』(ハースト婦人画報社)主催の『エル シネマアワード2018』授賞式に登壇。『今年最も輝いており、これからの活躍を応援したい女性』に贈られる『エル・ガール ライジングスター賞』を受賞し、一応同賞は、映画出演の有無は影響しないということになっていたものの、それでも初のケースということもあり、違和感を覚える現場のマスコミ関係者は少なくありませんでした。『別にKoki,じゃなくてもよかったのでは』『授賞式のプレゼンターとして呼んであげればよかったのに』と、訝しむ声が続出していましたね」(テレビ局関係者)

 今年5月、「ELLE JAPON 7月号」のカバーモデルとしてメディアに初登場したKoki,は、すぐにスポーツ紙報道などで「木村と工藤の次女」ということが明らかになった。

「当初はルックスやスタイル、また初登場があまりにインパクトがあったからなのか、『親の七光り』というバッシングはそこまで起こらず、メディアでは『史上最強の二世タレント』と手放しで絶賛されていました」(芸能ライター)

 その後、Koki,の露出はSNSと紙メディアが中心に。公の場への“生登場”は、戦略的に控えていたようだ。

「10月頭に、満を持して、初CM出演となった大塚製薬『ボディメンテ ドリンク』の発表会に登場したわけですが、そこで『しゃべるとごく普通の女子高生』と認知されてしまい、途端にネット上は酷評のに。
キャリアのない15歳の女の子に、そこまで求めるのは厳しいかもしれませんが、世間の期待を煽りすぎてしまったのが、逆効果になったのではないでしょうか。それまでの戦略は完璧だっただけに、かなり惜しいことをしたという印象ですね」(前出・テレビ局関係者)

 今回の授賞式でも、Koki,のコメントは全て台本通りだったようで、会話や質問に関しても、司会者がカンペを読み上げるのみだったという。

「主催側としては、話題性があり、マスコミも殺到するとあって、Koki,の出演は願ったり叶ったりでしょう。しかし、当の本人の価値はまたしても下がってしまったような気がします。Koki,の所属事務所は、工藤と同じPURPLEというプロダクションですが、娘のマネジメント戦略を練っているのは工藤自身ともっぱらのウワサ。現場では『娘が可愛いのはわかるけど、もう少し出し惜しみしてあげて』という苦情に近い要望も聞こえていましたよ」(同)

 デビューから半年にして、すでに先細りが心配され始めているKoki,だが、今後の課題は母・工藤の“子離れ”なのかもしれない。