ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。

そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月22日~28日公開の動画をチェックします!

青い髪のTravis Japan・中村のメンタルが心配に



 22日に配信されたのは「Travis Japan【ファンコール講座】Dance With Me ~Lesson 1~」(再生回数は30日時点で16万台)。6月公開の「Travis Japan【ファンコール講座】コンサートが100倍楽しめる!」に続いて、彼らのオリジナル曲「Dance With Me ~Lesson 1~」の合いの手や振り付けをファンに指導する動画となっている。今回の企画がファンコール講座と知り、筆者は第1弾の際にメンバーの中村海人について「適当にやり過ごしている感」があると指摘し、動画のコメント欄にも「中村くん、体調が悪かった? 元気ない」「うみんちゅ(中村の愛称)、仕事だし、大人なんだから、もう少し頑張れ! さすがに今回のはひどすぎる」と、さまざまな反応が出ていたことを想起。

 そこで、まずはじめに中村の姿を探したのだが……。なんと、髪が青い! 一昔前のビジュアル系か、K-POP意識? それとも今年の夏に一部音楽ファンをザワつかせたシンガーソングライター・小沢健二の髪色を真似したのか!?(たぶんどれも違う)。また、前回の中村はうちわで顔を隠すファン泣かせの場面もあったが、今回は後ろに飾り、うちわの悪用を禁止する対策も。七五三掛龍也を中心にレッスンしていくが、やはり中村は自分のコールのタイミング逃す(5分25秒頃)など、どこか集中していないように見えるシーンがあった。

 前回ほど露骨な気だるさは少ないものの、後ろの吉澤閑也と、定期的にイチャイチャしている点が気になり、後半は2人の絡みに視線が集中。例えば、吉澤がフリーダンスを終えて戻ってきた8分47秒頃、彼の足を抱え込んで密着しており、異様なカップル感を醸し出している。最後も、カメラ越しのファンはそっちのけで吉澤を見つめた状態で終わるなど、まるで“吉澤がいないと何もできない人”になった中村のメンタル面が、少々引っかかってしまった。





 23日は「SixTONES【ダンス動画】JAPONICA STYLE (dance ver.)」で、滝沢秀明がプロデュースした「JAPONICA STYLE [Official Music Video] 」(4日配信)のダンスリハーサル映像を公開している。MV用に新しい振り付けが用意され、ファンの間ではダンス動画を求める声が出ていたため、リクエストに応えた形だろう。
MVで全体的に見えなかった6人の踊りが、定点カメラの撮影によって、じっくりとチェックできる。個人的にはキレとしなやかさを兼ね備えた森本慎太郎に目を奪われつつ、あまり「ダンス上手」のイメージがなかった京本大我に釘付けになり、新たな収穫にうれしくなった。今回の“和”の仕草を取り入れたような振りが合っているのか、特にサビの完成度と美しさは必見(華奢に見えて意外と体幹がしっかりしているタイプ?)。

 普段、ダンスで魅せる系の曲はさほど多くない彼らだけに、ファンにとっても貴重な1本。コメント欄も「MVでダンス変わってスゴいと思ってたけど、こんなに踊っていたとは! カッコよすぎ!」「やっぱり大我くんのダンスって、しなやかでキレイで魅力を感じる。歌もスゴいけど、踊ってる大我くんを見るのが好き!」「高地(優吾)ファンとしては苦手なダンスをここまで踊れるのがスゴいと思うし、いろんな人が高地くんのことを褒めてくれるのがうれしい」などと、盛り上がっていた。再生回数は公開後1週間で、頭一つ抜きん出た50万台。SixTONESより先に、15日には「Travis Japan【ダンス動画】Happy Groovy (dance ver.)」もアップされたが、今後も他グループのダンス動画に期待したい。





 元「東京B少年」ことSexy美少年の動画は「Sexy美少年【嘘発見器】正直者は誰だ?!」(24日更新)。撮影は改名前とみられるが、映像内の表記は「BTube改め美Tube」に変わっている。メンバーは変わらず、岩崎大昇浮所飛貴金指一世佐藤龍我藤井直樹那須雄登で、概要欄には「名前が変わっても、6人のメンバーは変わりません。これからもよろしくお願いします」とのメッセージが書かれていた。
今回、そんな彼らは小型の嘘発見器を使い、「普段、メンバーに聞けないこと」や「恥ずかしいこと」を調査。まずは藤井が「那須はこのグループで一番自分がカッコいいと思っている」とお題を出したところ、那須は「いいえ」と答えたにもかかわらず、ビリビリの餌食に。つまり、メンバーイチのナルシストと判明した。

 佐藤から藤井に向けた「世界一、藤井直樹が可愛いと思う」や、浮所から佐藤への「マフラーのこと枕とか言い間違えたりするのは、わざとだったりしますか?」あたりは、予想外の結果が続出。また、浮所はファンの間でKing&Prince平野紫耀に「似ている」と話題になったものの、岩崎が「平野くんにそっくりだと思っている」と直球質問すると、「いいえ」がセーフになった。浮所が「紫耀くんの方がカッコいいもん!」と謙虚に話すも、那須は「待って待って、壊れてない? 大丈夫?」と、嘘発見器の性能を疑う始末。

 そして、いつも控えめな金指に対し、那須が「メンバー内で一番オシャレだと思っている」と聞くと、まさかのビリビリ反応。自称・ファッショナブル藤井を差し置いて、金指は自身のコーディネートに自信があったようだ。後半はビリビリを味わっていない藤井、浮所、佐藤、岩崎が引っかかりそうな問いを仕掛け、特に佐藤は痛みで声が裏返るほど大騒ぎ。金指が「大昇はとりあえず、なんでもギャグやっていればいいと思っている」と、なかなかデリケートな疑問をぶつけた際、筆者は「そうだろうな」と思って見ていると(たまに雑なギャグがあるため)、案の定ビリビリをくらっていた。再生回数は30日時点で20万台。





 HiHi Jetsの動画は「HiHi Jets【質問に答えます】コメント欄の…あの質問やこの要望に!」(再生回数は公開後5日で18万台)。
10月21日配信のひらがなポーカーの回に寄せられた質問や要望に答えている。今回は50秒頃、急に眼鏡をかけ始めた作間龍斗の仕切りで、4,931件の中から気になるファンの声をピックアップ。「小学生と野球対決」「ローラースケートはどれくらい練習して滑れるようになりましたか?」とのリクエスト、問いを返し、今度は猪狩蒼弥が「ファンの名前決めて欲しい」というお願いをチョイス。猪狩はSNSのプロフィール欄にアラシック(ファン)、とびっ子(Hey!Say!JUMPファン)と記されている点を例に挙げ、「それを書くっていうことを前提にした上で、“世界で一番カワイイ女”っていうのにしたい」と、ニヤケ顔で提案した。

 なかなかのキザな一言に、思わず高橋優斗は「プッ!」と吹き出してしまい、手を叩いて大爆笑。しかし、すぐに「世界一可愛いHiレベルな女」(高橋)とグループ名をもじったアレンジを加え、最終的に「世界一Hiレベルな女」に決まった。ファンの名称といえば、東京B少年は11月10日の動画で「B少女」と指定するも、19日にSexy美少年への改名が発表され、呼び名が白紙状態になっている。ファンの名称決めからの約10日でガッカリ……の悪夢がよぎったのは、筆者だけだろうか。コメント欄の感想は「世界一Hiレベルな女とか荷が重すぎる」「世界一Hiレベルな女になれるように頑張る」と、さまざまだ。

 中学生時代の思い出に言及した後は、「女子の制服はブレザー派かセーラー派か知りたいです」と聞かれたメンバーが大盛り上がり。「ブレザーのポケットに手を突っ込んでる女の子が結構好きなんだよね」(橋本涼)「俺はセーラー」(作間)「圧倒的ブレザーかも」(井上瑞稀)「俺はブレザーかな」「カーディガンがいい!」(高橋)「絶対ブレザー! あのね俺、萌え袖が好きなの」(猪狩)と、それぞれのフェチが明らかになった。ちなみに井上は「清楚」を理由にセーラー服を選んだそうで、高橋は「際どい質問するね。
結果ですね、どっちでもいい!」と、結局はどちらも好みだった模様。

 以降は作間のトークについて「オチも内容もない」(猪狩)とダメ出しが飛んだほか、テスト勉強の仕方を教える場面で高橋が「この人(作間)、『全然できなかった』って自慢げにテスト見せてきて、スゲーいい点取ってる」と、暴露。こうした話の間、しばし下を向いて無言だった橋本は「一番嫌いなタイプだよね」と、作間をバッサリ斬っていた。さらに、エンディングで猪狩は「俺スゲー、○○さんっていう人から怒られてる。『君らこれ休み時間じゃないからね! お昼休みとかのテンションな気がするけど、YouTubeだからね! 全世界に発信されてるからね。猪狩くん!』って」と、自虐的に発言。「いいんだけど、145件のいいねが来てる」「イジってもらってるのはうれしいけど」と言いつつ、どこか声に元気がない猪狩に同情してしまった。





 28日に公開されたのは「Snow Man【ミッション】 6人で合計6分間笑うな!」で、8月配信の「Snow Man【V6三宅健】からの司令!! 6分以内にMISSIONクリアできるか?」に続いて、V6・三宅健プレゼンツの「与えられたMISSIONを6人で協力してクリアを目指す」企画第2弾。前回、2本撮りしていたのか、衣装や髪型も3カ月前とまったく同じスタイルだった。今回のお題は「6人で合計6分間笑うな」。本来はメンバー6人で協力するはずが、なぜか笑わせ合いに発展している。1番手、口に水を含んで膨れ面の渡辺翔太(可愛い)を笑わせにかかる深澤辰哉
「さっきさ、落ちてたから拾ってきたんだよね」「“ブライアン”っていう……」と犬のぬいぐるみを差し出し、渡辺はうっかり水を吹き出した。

 宮舘涼太の挑戦では、阿部亮平が頭からシャツをかぶって見せたものの、笑いに厳しい深澤は「ダテさんね、そんな中途半端な笑いじゃ絶対笑わない。俺もうわかってる」と辛口評価。幼稚園も一緒だった渡辺は宮舘のツボをおさえているのか、耳元で「(水を)吐いてごめんね」と謝った場面の方が、宮舘は笑いそうになったほど。阿部&深澤が置いてあった教科書でネタを考え、特に深澤は自身もやりたいがためにサクサク順番を回そうと妨害。結果、岩本照佐久間大介を捕まえ、ぶらんぶらんと揺れる仕草で宮舘は交代に(これこそ中途半端な笑いでは…?)。

 3人目の佐久間はすぐ盛大に吹き出してしまい、岩本の番で股の間から顔を出す佐久間。深澤はサランラップ(?)で変顔をお披露目する体を張ったチャレンジもあったが、岩本は2分33秒~6分まで耐え続けてミッションクリア。“6人で達成”とはいかなかっただけに、「本当は喜ばしいことなんだけど……」(深澤)「感情が複雑だわ」(渡辺)と暗いムードが漂い、岩本は「なんで俺、頑張ったのに……」と、嘆いた。再生回数は公開後2日で9万台。また、27日には各グループの見どころをまとめた1分39分の動画「ジャニーズJr.チャンネル ラインナップ」もアップされ、こちらは16万台(30日時点)だった。
(中村チズ子)

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