「子どもの父親はキャバクラの客」出産を知らせず、未婚で育てるシングルマザー

「子どもの父親はキャバクラの客」出産を知らせず、未婚で育てるシングルマザー

『わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?

第20回 渡辺しずかさん(仮名・24歳)の話(前編)

 8年前、大阪で、2人の幼児の遺体がマンションの一室で発見されるという痛ましい事件があった。風俗嬢の母親はシングルマザーで、子どもを置き去りにして男と遊び回っていたと報じられていた。

 そうした母親はごく一部だろう。シングルマザーの大半はなんとかやりくりして、自分の子どもたちを必死に育てているのではないだろうか。

 この連載では主に30~40代のシンママたちを中心に話を聞いてきた。しかし、風俗や水商売の仕事をしながら子どもを育てている母親の話は聞いていない。そこで私は、そうした女性たちにパイプを持つ、ある男性に、誰か紹介してもらえないかとお願いした。すると男性は後日、「1人だけ話をしてもいいという子がいるよ」と連絡してくれた。その女性は、離婚歴があり、子どもが1人いるキャバクラ嬢。彼女が高校生のときに両親が離婚。以後、父親と暮らしていたという。家庭が荒れる中で、少しやんちゃなこともしたと話を聞いていた。

 20代のその女性は、どのような経緯でシングルマザーになったのか? 現在に至るまでに、紆余曲折を繰り返してきたのだろうか?

■キャバクラ嬢をしながら子育てなんか難しい

 その女性は、ある日の夕方に横浜市内某所の寂れた喫茶店を指定してきた。約束の時間を少し過ぎ、子どもを乗せた自転車で現れたのは、丸顔でおっとりとした雰囲気の、派手さのない、どちらかというと地味な女性だった。

「お待たせしました」

 それが今回、お話を伺う、渡辺しずかさんであった。

 彼女と話していくうち、前出の男性に聞かされていた話と食い違っている点に徐々に気がつくことになる。最初に疑問を感じたのは、職業についてであった。

――キャバクラで働いていると聞きました。

 キャバクラの仕事は、20歳の頃から出産直前までやってました。だけど今はもう辞めてますよ。だって、夜にキャバクラ嬢をしながら子育てなんか難しいですよ。

――キャバクラで働いていた時、仕事はどんな感じだったんですか?

 キレイなヒラヒラのドレスを着て、お客さんと一緒にお酒を飲んだり、お話をしたり、毎晩そんな感じです。お客さんがお酒を頼んでくれたら、その分、マージンがもらえました。割合的にそんなに多くはなくて、5割よりは少なかった。

――店の外でお客さんと会ったり、同伴で出勤したりとか、そんなことはありましたか?

 確かに、お客さんからのお誘いはありましたね。店を通さずに会いたがるお客さんが多いんです。中には気持ちの悪い人もいて、店の外で待ち伏せされたこともあります。それで私、断り切れなくて、誘いに乗ってしまったことも何度かありました。

――ほかには、どんな女性が働いていたんですか?

 シンママの子は何人かいて、その中に、DVを受けて子どもと一緒に逃げたっていう子もいましたね。その子に、どのぐらい話を聞いたか? わざわざそれ以上は聞けないですよ。お店の寮に住んでる子もいましたね。私は住んだことないので、中がどうなってるとか、詳しいことは知らないですけど。

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