12月24日放送の『犬神家の一族』(フジテレビ系)で、第15代目となる金田一耕助を演じたNEWS・加藤シゲアキ。平均視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、まずまずの結果と言えるが、ネット上では「歴代金田一の中で断トツにヘタ」「セリフ棒読み」「金田一の世界観が台無し」と酷評のだった。



 “金田一耕助”と言えば、推理作家・横溝正史の小説に出てくる有名な探偵。金田一耕助が主人公の作品は、主演を変えて何度も映像化されている人気シリーズとなっている。そのため、主演の俳優には毎回注目が集まっているのだが……。

「加藤の場合は、放送前から『なんでこの人が主演?』と疑問の声が噴出していました。未成年との飲酒騒動を起こしたにもかかわらず、7月には『ゼロ 一獲千金ゲーム』(日本テレビ系)で主演、そして今回の『犬神家』と、立て続けに主演ドラマが決まったことに対して非難の声も多かったのですが、そもそも『演技力が絶望的』『もっと演技力ある人いるでしょ』と、加藤の“演技力”に不安があるという声が多く寄せられていたんです。そして放送が始まると、ネット上では『セリフ棒読みだな』『悪い意味で予想通り』『コレじゃない感がすごい』『金田一じゃなく、ただの加藤じゃん』『学芸会レベル』といった批判の声が相次いでいました」(芸能ライター)

 金田一シリーズは、「トラウマになった」という人もいるほどおどろおどろしい雰囲気や緊迫感が漂うミステリー&ホラー作品だが、今回の『犬神家』については「全体的に軽すぎる」「よくこのクオリティで放送できたな」「緊迫感が一切ない」と、不満の声は止まず。「これを金田一シリーズとして数えたくない」「会話が軽すぎて、まるでコント」といった辛辣な意見まで上がっていた。

「長年愛され続けているシリーズなだけに、視聴者には『やっぱり金田一は石坂浩二のイメージ』『古谷一行でしょ』とそれぞれイメージする金田一像ができ上がっている様子。それだけに、ヨレヨレの袴姿に、頭を掻けばフケが舞うほどのボサボサ頭という定番の“金田一スタイル”を披露した加藤ですが、うまくハマっていないと感じた人も多く、『もはやパロディ』『ただのコスプレ』とまで言われていました」(同)

 近年は、吉岡秀隆池松壮亮長谷川博己などが立て続けに金田一を演じてきたが、いずれも俳優たちの個性を生かしたビジュアルになっており、演技力ともども高い評価を集めていた。

「今回は『加藤に金田一は若すぎる』といった声も寄せられていましたが、高評価だった池松などは、加藤よりも年下です。そのため、年齢を言い訳にすることはできず、演技力の低さを露呈してしまった感は否めません」(同)

 ジャニーズの中では、過去に稲垣吾郎が金田一を務めており、そのイメージが強いという視聴者はいまだに多い。評価が高ければ、今後、加藤が稲垣の跡をつぐ可能性もあっただろうが、今回の放送を見る限り、その望みは薄そうだ。




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