12月24日正午~25日にわたり、Kis-My-Ft2が初めてパーソナリティを務めたラジオ番組『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン2018』(ニッポン放送)が放送された。24日午後10時台には元SMAP中居正広が乱入し、“下ネタの洗礼”を浴びせるなど大暴走。

一方、二階堂高嗣が迂闊にデリケートな問題を口走った際は、すかさずフォローを入れる一幕もあったという。

 毎年恒例の同番組は、目の不自由な方が安心して街を歩けるよう、「音の出る信号機」を設置するための基金を募るチャリティー企画。24時間の生放送ラジオはキスマイメンバーにとっても滅多にない経験となったが、番組開始から数時間がたつ24日夜に、予期せぬサプライズが起こった。40代・独身男性リスナーのメールで「今日この後、好きな女の子に歌のプレゼントをしたいのですが、どんな曲にしたらいいですか?」と質問を受けたキスマイ。癖の強いしゃべり方や独特なキャラクターにメンバー一同は困惑するも、「皆さんにとって平成を代表する曲はなんですか?」と何度も聞かれ、なんとか楽曲の候補をいくつか絞り出した。

「実はこの声の主こそが中居で、電話の途中に突如ラジオブース内に侵入。『何してるんですか?』と戸惑うキスマイをよそに、中居は『皆さんの平成を代表する曲、まったく、まったく僕らの出てこなかったですね!』と、暗にSMAPの歌を挙げる人がいなかったことに愚痴を漏らしたんです。最終的には『ここで私から1曲いきたいと思います』と、自らSMAPのシングル曲『雪が降ってきた』(1992)を曲紹介。中居は2016年の解散以降、自分のラジオでもSMAPの曲を流していないので、放送中にSMAPファンは大盛り上がりでした」(ジャニーズに詳しい記者)

 そんな中居はクリスマスプレゼントとして、7人にそれぞれに合わせた“ある物”を贈呈。一斉に開封してみると、メンバーは「これどうやって説明すんの!」(北山宏光)「説明できないでしょ! ねぇ!」(二階堂)と大爆笑しており、実際の中身は明かされなかったものの、どうやら中居は個々の名字と同じ女性が出演する“アダルトビデオ”を渡したようだ。リスナーへ向け、プレゼントの説明を促された宮田俊哉は「一言で言うと、“せいなる夜”ですね」と表現しつつ、8人は生放送ギリギリのトークを展開。中居は、言葉で伝えにくい商品をもらった後輩がどんな反応を見せるのか、やや悪ノリしながらも楽しんでいる様子だった。


 その後、北山は同い年の彼と10年にわたり交際しているという28歳女性のお便りを紹介。彼女は「そろそろ結婚してもいい歳」だと思っているそうだが、彼の方は「30歳まで結婚は……」「いや、まだ遊びたい」などと言い張っているとか。「『まだ遊びたい』とはどういう意味でしょうか?」「男性の心境、私に教えてください」と、助言を求める内容だった。しかし、中居は女性と長い期間の交際を経験していないためか、「何この女の子、怖くない?」と、毒を交えてコメント。続けて、「30(歳)からじゃない? チンパンジーみたいな生活始まるの」「俺はもう10代からずっとチンパンジーだよ。人間になってない。進化しないまま」と、自身を引き合いに男性はもう少し“遊びたい年頃”なのではないかと推察した。

 あらためて、北山が「18歳から付き合ってて、10年。28歳で、そろそろ結婚してもいいんじゃないかなっていう年齢に差し掛かってる」と女性の意見をまとめたところ、中居は「誰が決めたんですか? その、『差し掛かってる』とか。世間体ですか?」と、疑問視。「女性的にあるんじゃないんですか?」(千賀健永)「女性の結婚するまでの、ある程度の年齢というのは、なんか理想というか……」(北山)との声が出る中、二階堂が「でも、もう28歳だったら、子ども作るのも、もう遅いっていうね? 28歳」と、発言した。二階堂の言葉に対して、北山がすかさず「いや、そんなことはないよ」と否定し、メンバーも同調。
これには中居も「ぜんっぜん(遅くない)!」と言い切り、

「あのだから、その“適齢期”っていうのは誰が決めたってことだね。結婚適齢期とか出産適齢期というのは。うん。だって、そんなこと言ったら俺どうなんだよ。俺、化石みたいになっちゃうじゃないかよ。なんで俺、爺さんみたいな……」

 と、自身を引き合いにコメントしたのだった。しかし、二階堂の「28歳だったら、子ども作るのも、もう遅いっていうね?」という発言を聞いたファンは「不適切すぎる」と反応。ネット上で怒りをあらわにするコメントが続出することとなった。

「二階堂は、お便りをくれたリスナーの声を代弁したつもりだったのか、それとも自分の意見なのかは、本人のみぞ知るところでしょう。とはいえ、キスマイファンの大半は女性ですし、ちょうど28歳前後のリスナーも多かったよう。ラジオ放送中から『28歳で子ども産むのは遅いって、世の中の女性を敵に回した』『このラジオを聞いてる人は女性が多いのに、デリカシーのない発言するなんて二階堂は人間のクズ』『二階堂さん、チャリティー番組で「28歳で出産するのは遅い」発言はひどすぎる。もう少し社会を学び直して』と、二階堂へのクレームが飛び交いました。
また、2008年に倖田來未がラジオ番組で『35歳を過ぎるとお母さんの羊水が腐る』といった趣旨の一言で大バッシングされた件もあることから、『昔の「羊水腐る」レベルの発言』だと、怒る声もあります」

 一方、中居のコメントに関しては「『適齢期って誰が決めたんですか?』と言った中居さん、かっこよすぎ。大人」「すかさず『年齢は関係ない、適齢期なんて誰が決めたんだ』とフォローしてくれた時は、さすがだなって思った」「失言に対して、中居さんがすぐフォロー入れてくれて、本当に救われた。本人も先輩に感謝しないとね」「『適齢期って誰が決めたの? って話ですよね』と後輩の失言を軌道修正する仕事ぶりにしびれた」と、称賛の声が上がっている。

 騒ぎは広まり、実際にラジオを聞いていないと思しき人までが二階堂を批判するなど大事に発展。女性の支持者が多い男性アイドルとして、また1人の社会人としてあるまじき発言であると、多くの人が感じているのだろう。今一度、影響力のある立場だという自覚を持ち、これを教訓に多くのことを学んでほしいものだ。

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