ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)SixTONES(金曜)東京B少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。

そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、2月7日~13日公開の動画をチェックします!

Travis Japan・中村、“ヒモキャラ”定着!?



 7日の動画は「Travis Japan【個性爆発】キャッチコピーを考えよう!」。今回は中村海人の提案企画だといい、Travis Japanは個々のキャッチコピーを持っていないため、メンバー同士でアイデアを出して決めていくとのこと。進行役は高学歴でしっかり者の川島如恵留に引き継がれ、「ちゃんと真剣に考えてくれますか?」と問いかけるも、中村や松田元太は「ハイハイハイハイ」と、適当に受け流す始末。思わず、川島は「この幼稚園、ヤダな」と苦笑いを浮かべた。最初はその川島について各々がイメージを膨らませ、中村は「(川島)おはようございます! のえるです。(ファン)『じゃああしたは~』(川島)『のえるだよ~ん』」と、ファン参加型のコールをプレゼン。

 松倉海斗は先ほどの“幼稚園設定”にかけて「知的のアクロマン ブレイン園長のえさんです」と、発表した。こうして1人ずつ聞いていき、川島本人は「やっぱり、の櫻井(翔)さんと、二宮(和也)さんに『いいよ』って言われてから続けている『おはようございます! 今日ものえるです』っていうキャッチコピーがあるので」「それをうまく使ってくれたのは海人なんですよね~」と迷いつつ、最終的には宮近海斗の「百聞は一見にしかず 早起きは三文の得 難問は三分で解く 川島ノエルです!」を選択。

 吉澤閑也のターンでは、七五三掛龍也の暴露によって、吉澤がHiHi Jets・橋本涼に「オレのこと好き?」と確認するという衝撃的なエピソードが明らかに。七五三掛、松倉分も無事に決まり、企画を思いついた中村の順番では、メンバーが彼に対して抱いている本音が飛び出す。前週、質問に答える動画の中で、「幸せだなぁと感じる時は?」との問いに、中村は「タダ飯おごってもらう時」と、発言。これに引っ張られたのか、6人のうち3人が「養って」「飯を食わせろ」と、ジャニーズアイドルのキャッチコピーには不似合いなワードをチョイス。



 松田は「みんなオレのこと養って~ ヒモんちゅこと中村海人です」で、「おい!! 飯を食わせろ!! お前の物はおれの物 おれの物もおれの物 のえるのサイフもおれの物 どうもうみんちゅです」(吉澤)「お姉さんどーも うみんちゅです 一生僕を養って~ うみんちゅこと中村海人」(川島)と、なかなか刺激的な売り文句が並ぶ。言われてみれば、確かに中村はどことなく“ヒモ感”があり、年上の女性に好かれそうだ。ちなみに、宮近も「いらっしゃいませ~! 気分屋、努力家、アイデアマン、いろんな面全部見てほし~の みんなのうみんチュ」と、褒め言葉の中にさりげなく“気分屋”を入れて性格に難があることを示唆。結果、中村のセレクトは、松倉が出したシンプルな「中村です」だった。

 松田はキャラクターにピッタリなテンション任せのフレーズが相次ぎ、宮近の場合はメンバーが提案したものより、自ら愛称「ちゃか」を入れた「やっぱちゃかだね~夢見るのっぽ」(やっぱこれだね~ロッテのトッポの替え歌)の方が筆者は惹かれたが、松田発の「ちゅっちょ ちゃっぺ」と謎の単語が続くキャッチコピーが選ばれた。最後はそれぞれ絞り込んだ1つを“本人の全力バージョン”でお届け。宮近の自己紹介はどうなるかと思ったが、実際にやってみると、幼稚園児のようないたいけな表情にグッと心を掴まれた。

 ファンにとっては微笑ましい映像とあって、コメント欄も「海人に『養って』って言われたい」「欲を言うなら、うみくん本人の口から、『ヒモんちゅ』って聞きたかった。でも、そこで『中村です』を選ぶところが、うみくんらしくて好き」「如恵留くんがトラジャ=幼稚園って理解していて、さらに自分は園長だと把握してるのホント推せる」と、大盛り上がり。再生回数は20万台(15日時点)。





 SixTONESは通常動画の「【TOKYOグルメガイド】下町の味!駄菓子もんじゃ!!」(8日公開)に加えて、もはや「Jr.チャンネル」でお馴染みのセレクトショップ「Right-on」でのコーディネート企画(11日公開)と、「ジャニーズカウントダウン2018-2019 in 東京ドーム | 『JAPONICA STYLE』」(12日公開)の3本が配信された。1本目では、6人が東京・両国にある駄菓子ともんじゃ焼きのお店「本所かえる本舗」へ。
座敷席に座り、3人に分かれて1つの鉄板でもんじゃ焼きを味わうそうで、まずは注文からスタート。この時の森本慎太郎はグレーのパーカー、膝が見えるハーフパンツ姿で体育座りをしていたため、まるで小学生ふうのスタイルがやけに可愛らしい(特に33秒~40秒頃)。

 京本政樹の息子で“坊っちゃん”こと京本大我は下町の味に親しみがないようだが、「伊多利亜ふう(イタリアン)もんじゃ」という変わり種を希望。かたや、森本、松村北斗田中樹サイドは「亜米利加ふう(アメリカン)もんじゃ」をオーダーした。材料が届くと、森本は「お願いしていい? 俺作れないから」と依頼し、松村が慣れた手つきでキャベツなどの具材をヘラで潰していく。もう1つの京本、高地優吾、ジェシーサイドの鉄板でも、「高地がYouTubeを通して、“デキる彼氏感”を出そうとしてる」(京本)とイジられながら、高地はヘラ2本を駆使。松村&田中が協力してハンバーグやケチャップが入ったアメリカンもんじゃを完成させ、いざ食べてみると大絶賛だった。

 以降は「もんじゃDE駄菓子争奪戦ゲーム」と題して、もんじゃ×駄菓子のコラボレーションを楽しむ企画にチャレンジ。元となるメガもんじゃが運ばれてくると、京本は真っ先に生地を鉄板に流し込み、高地&ジェシーは「汁! 汁!」と大慌て。高地が得意げに「変わろっか!?」と聞くも、京本は「イヤだ!」と突っぱね、自ら「坊っちゃんはね、野放しにした方が伸びるのよ」と豪語した。もんじゃの作り方を知らない京本は野菜も切れていない有り様で、見かねたお店のご主人が「こっちのが簡単でしょ?」と、やりやすい方法を伝授。先ほど調理を担当した高地は、ここぞとばかりに「やっぱ坊っちゃんって、人に助けられて生きていくんだなっていうのはね、感じた。
へへへ」と、上から目線で笑っていた。

 その京本らは3連続でじゃんけんに負け、なかなかもんじゃ×駄菓子を味わえず(もんじゃのみをつまみ食い)。最ももんじゃと合わなそうな最終戦・ぶどうグミだけをゲットするも、「梅みたいな、ちょっとアクセントはあるんだけど」「ちょっとしんどいな」(京本)「ケンカしてる」(ジェシー)「食べられないってわけでもない」(高地)と、微妙な反応だった。最後に京本は名誉挽回とばかりに「お好み焼きは俺作れるから、今度振る舞ってあげるよ」と宣言。田中は「坊っちゃんが庶民をもてなす回」の実現に期待を寄せた。



 さらに、「Right-on」でレディースコーディネートの投票対決を行っていたSixTONES。YouTubeのコミュニティで「SixTONES【投票受付中!】メンバーがRight-onでレディースコーデ」という動画が限定公開(1月17日アップ)されており、店舗では「どのコーデが誰のものかは内緒」の状態で、ファンに投票を促していたのだ。いつも松村の私服を注視する筆者は、彼のコーディネートがどうなるのか、ワクワクしながら本編を視聴した。服選びタイムは、やや気色の悪いカクカクした動き(1分26秒頃~)ではしゃぐ松村がすでに面白い。それぞれオーバーサイズでボーイッシュ(田中)、全身真っ黒でスタイリッシュ(森本)、少女が背伸びして着てみたいキレイめスタイル(高地)、自分が女子だったら着たいラフスタイル(京本)、スポーティ&大人っぽいスタイル(ジェシー)が発表されていった。

 また、松村が各コーデを見ていく時にサラリと自分なりの解説を挟むシーンも見どころの1つだ。例えば、高地のターンにて、「靴の選び方次第で、カチッとした、それこそママぐらいの世代もいけちゃう」などと説明。
そして、大トリの松村の番で、田中が思わず「俺、北斗どうなるのかちょっと怖い」と本音を漏らし、メンバーは「楽しみ」と、フォロー。自身は独特なセンスを発揮しているが、レディースコーデは「ズバリ女性版松村北斗」といった仕上がりに。白のハイネックロングシャツにネイビーのポロシャツを重ね着したもので、本人は「逆に色味とかスタイル感は抑えて、着方? をちょっと。(袖を)折って、ここをちょっとたゆませて、出したりとか。ポロシャツなんだけど、ちょっと首元出して(ボタンを)2つ開けるこのルーズ感とか」と、説明。

 やはりここでも独自の感覚をお披露目し、周囲も「ポロシャツの中にタートルネック入れるんだ、っていうのがもう、個性的」(高地)「その発想がないからね」(森本)と驚いていた。これはおそらく、着る人を選ぶコーデだが(スタイルが良くないと映えない)、個人的に6人の中で一番「シンプルで可愛い」と、思える。6日後の結果発表当日、それこそ女性が着ていてもおかしくないデザインのパンツを履き、“オシャレ上級者”度をアピールする松村。お客さんの投票結果は最下位が京本(356票)で、以降はジェシー(663票)、高地(666票)、田中(707票)、森本(1,176票)と続き、1位はなんと1,333票の松村だった。ビリの京本がメンバーに茶化されている間、松村が口元に手を添えてニヤニヤと喜びを噛みしめる場面も、ぜひ注目してほしい。

 しかしこれ、いつにも増して「Right-on」にとっては万々歳の企画ではないだろうか。また、Twitterなどではすでに「かえる本舗」を訪れたファンのレポートが続出し、彼らが座った座敷席の予約も増えている模様。
「Right-on」の方も同じくメンバーが組み合わせたアイテムを試着、または購入報告が上がっていた。同店の公式Twitterアカウントによれば、一部売り切れの商品も出ているそう。いずれも“SixTONES効果”は絶大のようだ。再生回数は1本目が35万台、次は26万台、ステージ上のカッコいいSixTONESが見られる動画は25万台(いずれも15日時点)となっている。





 9日の動画は「美 少年【5倍トランプ】この中にババがいる!!!」。オープニングで那須雄登がババ抜き企画だとアナウンスした後、浮所飛貴は「藤井(直樹)くんとか、ババ引いた瞬間にいきなりめっちゃしゃべり出しそう。『そういえば』とか」と、予想。本人も自分はウソをつけないタイプだと思っているのか、反論せずに笑っていた。ババ抜きは特別にトランプを5セット使うが、那須の後ろで何やら考えている表情の浮所は「265枚もあります」(53枚×5セット=265枚)と伝え、メンバーは「多い!」と動揺。ゲーム開始前、金指一世が突如テンションアゲアゲで「265枚、イェーイ!」と盛り上がると、那須は「金指、絶対負けるよ」と、指摘したのだった。

 枚数が多い分、手札を配り、同じ組み合わせを省く作業に時間を費やす6人。いち早く仕分けを終えた浮所は「だって多くてもさ、手持ちの数は13枚じゃん、結局は」とつぶやき、「浮所くんその通りです。
。。」のテロップが。佐藤龍我は「ジョーカー2枚ありました」と申告し、残るジョーカーは3枚となった。そのジョーカーは藤井、那須、岩崎大昇の手元にあったが、もちろんメンバーは自分以外の手札を知らないままババ抜きがスタート。藤井からいきなりジョーカーを引き継いでしまった佐藤は目を見開いて明らかに困惑し、浮所に「顔!」と、笑われた。通常ルールのババ抜きを続け、再び1枚のジョーカーが移動。岩崎のカードを取った金指はまんまとジョーカーを引くも、少しまばたきをした程度で、クールさをキープ。感情が顔に出るタイプの佐藤や岩崎とは対照的に、只者ではない雰囲気を感じてしまう。

 一方、那須のジョーカーが岩崎に渡り、それが次の金指に当たったため、ジョーカー揃いのファインプレー。佐藤はカメラに向かって「(残りのジョーカーは)1枚あります」と話すも、お見通しの浮所に「君ですよね? たぶんね」と言われ、「ブー」と吹き出して笑う始末(実際にジョーカーは佐藤のもとにある)。そんな佐藤はリアクションがあまりにもわかりやすいだけに、浮所がカードを引く際に「自分の手札を見ない」作戦を実行。すると、ジョーカーは浮所にたどり着き、ニヤニヤが止まらない佐藤。彼の反応によって自分がジョーカーを持っていることがバレてしまい、浮所は「ホントにイヤだ!」「俺が今、頑張って隠してたのに!」と、嘆いた。

 その後はジョーカーが渡り歩き、視聴者にも誰が持っているのかわからない展開に。筆者は岩崎のカードを引いた金指がほんの少し残念そうな表情になった瞬間が気になり(7分49秒頃~)、ジョーカー所持者は金指かと推理。8分30秒頃、藤井がカードを持っていったタイミングで金指は白目&ゴキゲンなチュー顔に変わり、ここでジョーカーが藤井に移ったのだと確信。藤井は、ほぼ浮所の見立て通り、急に「きびだんご~♪」と歌い始め、不自然な態度をとっていた。岩崎が逆転1位で抜け、ジョーカーのみ残った藤井も終了し、ジョーカーは佐藤、浮所、那須へとワープ。隣同士の佐藤&浮所も上がり、先ほどまでのゴタゴタは忘れ、ハイタッチで互いの健闘を称えた。ラストは金指VS那須の戦いで、ようやく感情丸出しのまま挑んだ金指が幸運にも勝利。ゲームに弱いめっぽう那須、いつになったらメンバーを出し抜けるのか……。

 動画の終盤は、前週のSnow Man同様、「セブン-イレブン・ジャパン」のバレンタインデー向けチョコレートをPR。コメント欄は「一世くん、ポーカーフェイスさすが。龍我くんはわかりやすすぎる」「龍我くんの隣に浮所くん置いたらだめだよ! そりゃバレちゃうよ~」「カードの数は265枚とか、多くても手持ちの数は13枚ってすぐ計算できちゃう浮所くん、イケメンすぎる」と、さまざまなツッコミが見受けられた。再生回数は22万台(15日時点)。





 10日に配信されたのは「HiHi Jets【脳内解剖】 偉人or作間 どっちの名言?」。作間龍斗発信の企画で、「偉人・天才」とされる人物の名言か、作間が考えたフレーズの2択クイズを出題し、ほかの橋本、井上瑞稀猪狩蒼弥高橋優斗が当てるというもの。「偉人とか天才の人って、ちょっと頭のネジひねくれてるというか……」(作間)と口走ると、高橋は「(作間のネジは)2、3本外れてる」と言い放ち、「自分でも感じてるの? 『自分、ほかと違うな』っていうのは?」(井上)と問われた作間は「いや、まぁなんかあるよね、っていうのは……」と、正直に告白した。

 さっそく、メジャーリーガー・イチローの名言として「調子が悪い時こそ全力でプレーすることが大事」(A)と「調子が悪い時こそ何も考えないことが大事」(B)の2択が発表されたところ、腕を組んで考える猪狩は「Bは語呂が悪い!」と、バッサリ。答えがわからないにもかかわらず、率直な感想を述べる猪狩に、高橋は「お前、これでイチローさんだったらヤバいぞ!」と、注意した。その猪狩、黒&白の縦ストライプシャツ、光沢のある素材の黒ベスト、フープピアスといったファッションで、まるでバーテンダーのような服装が個人的に気になった。以降も猪狩は「語呂が悪い!」を推し、実際に正解はAがイチロー、Bは作間の言葉だと判明。

 エジソンの名言「自分は毎日4時間だけを集中することにしている」(A)「自分は毎日18時間働くことにしている」に対し、猪狩は「Aじゃない? 『4時間だけ』って表現が、もうなんか物語ってる。エジソンの生き様を」とまたも自信たっぷりに主張するも、正解はなんとB。頭を抱えた猪狩は弱気になってしまい、次の「敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗をわける」(A)「人生は短い。時間より密度こそが明暗をわける」(B)については「どっちも名言だよ。だから選ばなくていいんじゃない?」「俺はAだと思うけど、Bもスゴいいい言葉だと思う」と、突然“守り”に入った。これはプロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長の言葉と知ると、「王さんだったらたぶんAだと思う」(高橋)などと他人の意見を聞くうち、「Bはなんかね、内容が薄いよね」(猪狩)と、毒舌キャラ解禁。正解は全員が選んだAだった。

 ラストはダ・ヴィンチの「本当に物事がわかっている人は大声を出さない」(A)「本当に物事がわかっている人は語らない」(B)。ここも「『本当に物事がわかっている人は語らない』っていうのは、ダ・ヴィンチじゃなくても言ってると思うんだよね。このくらいのこと」「どっちにしろ薄いんだよな」(猪狩)と暴言を吐き、メンバーは「ヤバい、ヤバい!」と、焦っていた。最終的にBを選択しつつも「Bだったら語っちゃてるんだよなぁ、もう」(猪狩)と考え直し、Aに変更。Bの考案者・作間は「語ってしまったのは俺でした。そこ、盲点だね。まさか、俺が語ってしまっていたとは……」と、反省した。

 猪狩の言動を振り返ると、ピシャリと言い切る感じも含め、一歩間違ったら辛口のオネエタレントに見えてしまう。もしくは、マッシュヘアのせいか、見ようによってはK-POPアーティストふう。ちなみにコメント欄やTwitter上の書き込みを見ると、井上&橋本の“はしみず”が今回の動画で「おそろいのネックレス」をしている疑惑が話題になっていた(確かに形やデザインは酷似)。再生回数は公開後5日で15万台。





 13日配信分は「Snow Man 【渡る世間はナベばかり】神経衰弱で渡辺翔太を語る!」。渡辺の“ナベ”の漢字はなんと24種類もあるそうで、6人が「渡る世間はナベばかり」というカードゲームを使って神経衰弱に挑戦。お手つきの場合は渡辺にまつわるエピソードを明かし、本人ならばメンバー誰かのトークを披露するとのこと。実際に始めてみると「邊」や「邉」といった微妙に異なるややこしい「ナベ」が頻出し、メンバーはヒートアップ。ゲームを進める中で、「翔太はSnow Manでコンビニに行った時に、駄菓子コーナーがあると俺だけにこっそり教えてくれる。で、グミを勧めてくる」(阿部亮平)「時期的に乾燥の季節なんで、翔太は体中に保湿クリームを塗ってる」(宮舘涼太)「ちなみにそれは森本慎太郎からもらったやつ」(渡辺)と、ファンにとって貴重な裏話が続く。

 佐久間大介は「翔太が初めて家に来た時、Hey!Say!JUMPの山ちゃん(山田涼介)と一緒に来てたんだけど。佐久間家の冷蔵庫って、その時まだあんまり主流ではなかった、ボタンをポチって押すと、ガチャって(ドアが)開くの。それを見て2人は『スゲー』っつって、感動してずっとそこ開け閉めして。電気代がかかってしょうがないの」と、微笑ましい思い出を回顧。当の渡辺は恥ずかしそうに「覚えてねぇ~!」と、笑っていた。ほかにも、岩本照と出会った当時の「敬語を強要」話、深澤辰哉が“イキってた”高校時代の渡辺の様子を暴露する一幕などもあり、佐久間が「辺」の2枚を探し当ててゲームは終了。

 そして11分20秒頃から、村上真都ラウール宇宙Six目黒蓮関西ジャニーズJr.向井康二を含めた新生Snow Manが登場。映像は1月23日公開分の冒頭と同じ時に撮影されたもののようで、今回は新メンバー3人があらためて自己紹介をしている。深澤が「せっかくなんで、ここでヒトリズツ、ちょっとね……」と甘噛みすると、目黒は指をさして笑い、後列の佐久間は前列の村上の肩に手を置いてのぞき込むように深澤の表情を確認。目黒は「今回こうやってSnow Manに選んでいただけたということで、精一杯頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!」と意気込みを語り、15歳の村上が「早くみんなに認めてもらえるように、全力でがんばりますので、応援お願いします!」と、コメント。緊張をほぐそうとしたのか、後ろの渡辺が優しい笑顔で両肩を揉んであげている姿が涙を誘う。

 筆者は村上のコメントを受け、「なんて謙虚で健気な子なんだろう……」と感動。一部ジャニーズファンからジャニー喜多川滝沢秀明社長の「ゴリ押し」と批判されていること、Snow Manへの選抜に反対派が多いことを本人も把握しているのだろう。15歳の口から、「みんなに認めてもらえるように」という生々しい一言が飛び出し、なんとも言えない感情が込み上げた。今後も温かく見守っていきたいと思うと同時に、事務所関係者には、彼の精神的負担が少しでも減るような環境を作ってほしいと、願うばかりだ。

 一方、深澤は「以上、Snow Manでした!」と仕切り、最後の向井が「ちょい、ちょい、ちょい!」と、どこか昭和ノリのリアクションでストップ。「定番のやつ! 飛ばしちゃいます、今日は? 次週にね、またやりますのでよろしくお願いします!」と一発ボケをかましつつ、「どうも、みんなの万能調味料こと塩麹より向井康二です!」と、挨拶。加えて、両サイドにチラチラと目を配りながら、「9人体制になりましたけど、みなさんの足を引っ張らないように、雪のように参りたいと思います! Snow Man!」(お笑いコンビ・TIMの命みたいなポーズをとる)と、大張り切り。

 すでに空回り気味の向井は「1個だけ言っていいですか? 初出しで、もうイジるの早いですよね?」と深澤に詰め寄ったが、「じゃあもうイジんないから」(深澤)「いや、イジってほしい!」(向井)と、漫才さながらの掛け合いも。向井×深澤コンビの絡みが楽しみになってきているのは、筆者だけだろうか。ラストは佐久間が目黒と村上の肩に手を回し、目黒は佐久間を抱えるように密着。些細なことで笑う和やかな雰囲気など、すでにチームワークが出来上がっているように見え、なんだかホッとしてしまった。

 コメント欄も「これ神回。ゲームはめっちゃ面白かったし、最後の3人からの言葉にグッときた」「じーこ、めっちゃふっかのこと見ながらしゃべってる……頼りにしてるんだね! このコンビ結構好き」「初は9人体制受け入れられないと思ってたけど、この形も良い」「3人がとても謙虚で、いい子たちなんだろうなぁと思った。周りを囲む6人が優しさにあふれていて、本当にSnowManが大好き」と、好意的な声が目立っている。再生回数は17万台(15日時点)。
(中村チズ子)

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