下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
関ジャニ∞の村上信五と小島瑠璃子の熱愛報道が。
第448回(2/14~2/19発売号より)
1位「池江瑠花子選手『私は白血病に負けない!』病室から親友に送った『勇気のメール』」(「女性自身」3月5日号)
2位「中居正広『番組打ち切り宴会』に警察出動トラブル撮」(「女性セブン」2月28日号)
3位「乙武洋匡 再婚へ! ハーフ恋人『献身の歌舞伎デート』」(「女性自身」3月5日号)
衝撃だった池江瑠花子選手の白血病告白。女性週刊誌3誌ともこの話題を取り上げていることからも、その衝撃の大きさがわかるが、そんな中で“あの話題”を(ちょっとだが)取り上げているのが「女性自身」だ。
記事には、今回の動揺の大きさを「骨髄バンクへの資料請求は数十倍になり、桜田義孝五輪担当相が『がっかりしている』と発言したことは、社会問題化しました」と紹介するが、桜田大臣の発言は「がっかり」だけではなかった。
「オリンピック担当大臣としては、オリンピックで水泳の部分を、非常に期待している部分があるんです。一人リードしてくれる選手がいると、みんなその人につられて全体が盛り上がりますからね。そういった盛り上がりが若干下火にならないかと思って、ちょっと心配しています」
つまり、池江選手の勇気ある告白に対し、“オリンピックが盛り下がらないか“を心配しているのだ。大丈夫か、こやつ。
しかも今後、オリンピックが近づけば近づくほど、その空気は日本中に充満する。久米宏など一部著名人は、五輪開催に反対を表明しているが、そうした声はかき消され、非人間的な条件のボランティアに異議を唱えることも、まるでタブーとなっている。さらに五輪渋滞を見越して首都高の料金アップ、企業活動の自粛など、まさに国家総動員体制なのに、マスコミもこれを批判しない。
ああ、嫌だ。
そんなことさえ考えてしまった池江選手への桜田大臣の暴言。しかし、「女性自身」記事は温かかった。池江選手の力強いTwitterを紹介し、友人たちへ池江選手が病室からLINEやメールでメッセージが送ったことを伝えている。
「絶対に病魔に打ち勝ってほしい」
これが桜田大臣などとは違って、多くの国民の本当の想いのはずだ。
中居正広の冠番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)と『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)の相次ぐ打ち切りが報じられているが、「女性セブン」ではそのひとつ『ナカイの窓』の“打ち切り打ち上げ”飲み会の模様を報じている。
記事によると、都内の居酒屋で行われたこの打ち上げは、陣内智則、アンタッチャブルの山崎弘也、おぎやはぎの矢作兼、タカアンドトシのトシ、ハリセンボンの近藤春菜らだったらしい。しかし事件はお開き直後に起きた。中居を迎えにきたワンボックスカーに警察官が詰め寄った。
だが、中居ネタはどうしても事務所独立と切り離して読めない。特に、ここ最近「セブン」は中居記事(しかも徐々に好意的扱い)が多いのも気になる。
そして、本日の東スポWebにも仰天記事が。『中居正広の身になる図書館』は打ち切られるが、その代わりとしてテレ朝が中居をMCにした芸能ニュースや社会事件を取り上げるワイドショーを立ち上げる予定だというのだ。これまで中居は新しい仕事を自ら入れないようにしていると伝えられてきたが、もしこの新ワイドショーが本当なら――。やはり中居は独立しないのか!?
乙武洋匡が再婚へ! だって。やはりモテるな、この男。記事では交際中のハーフ女性と歌舞伎座デートの模様が。筆者も、とある新宿のタワーマンションで2人の姿を目撃したことがあるが、確かに仲むつまじそうだった。今度こそ、浮気はダメよ(笑)。