二宮和也の冠バラエティー『ニノさん』(日本テレビ系、3月3日放送)は、ゲストにデヴィ・スカルノ、「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)鈴木正文編集長、滝沢カレンが出演した。

 今回は「日本一厳しいネタ見せSHOW、奇才のツボ」と題し、デヴィ夫人ら独特の感性を持つ“奇才”3人に、実力派手芸人のネタを見てもらい、今後ブレークするかを審査してもらうというもの。

その審査方法は、「つまらない」と思ったら手元のボタンを押してイスを回転させ、舞台に背を向けネタを見ないようにするという、斬新なもの。逆に「もう一度見たい」と思ったら再度ボタンを押してイスを回転させ、ネタを見ることができる。そして最終的に、今後ブレークするかどうか、札をあげて判定する。

 番組冒頭で、二宮のアシスタントを務めた平成ノブシコブシ吉村崇が、「浮世離れした芸能人、いわゆる奇才と呼ばれる方々……ある意味ヤバい方々が審査する。これをやっぱり『ニノ-1グランプリ』として……」と説明すると、「いやいやそれはダメだ。誰も出ないよ!」と二宮自身は『ニノ-1グランプリ』という名称を謙虚に否定。そんな中、さっそくネタ見せがスタートした。

 まずトップバッターは、『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)の勝者「霜降り明星」。ネタを披露するものの、いきなりデヴィ夫人がイスを回転して舞台に背を向けてしまい、続けて鈴木編集長と滝沢もネタを見ることを放棄。まさかの展開に霜降り明星・せいやは「ちょっと待ってください。M-1獲ったのに芸人辞めたいんですけど!」「しんどいわ……『ニノ-1』」と弱音を吐き、がっくりと肩を落としていた。最終的に「ブレークする」の札をあげたのは滝沢のみで、霜降り明星が得たのは“ちょっとブレークする”の称号だった。


 一方、“チャラ男漫才”で人気急上昇中の「EXIT」は、最初から滝沢が手を叩いて大爆笑。鈴木編集長もデヴィ夫人も笑顔を見せ、かなり好反応であった。結局3人は一度もイスを回転させることなくネタが終了し、二宮も「やりきった!」と驚きの顔を見せていた。

 審査員の3人がEXITを大絶賛する中、滝沢は「私を横澤(夏子)さん以外でこんなに笑わせた人はいない」と告白し、相当お気に入りの様子。もちろん3人とも“ブレイクする”の札をあげ、二宮も「いま売れてガンガンきてて、こういうちょっと変わったネタ番組でさえもブレイクする!」と、EXITと『ニノ-1グランプリ』の可能性に期待を寄せていた。

 この放送にネット上では、「EXITめちゃくちゃおもしろかったー!」「EXITのネタがしっかりしてて驚き。全然チャラくない(笑)」「久しぶりに笑ったし癒やされた」など、EXITのブレークを感じさせる声が多数投稿されていた。

 漫才師No.1を決める大会と言えば『M-1』だが、今後は『ニノ-1』も“プチブレイク”のきっかけを作るコーナーになるかもしれない。

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