梨花、渡辺直美、辺見えみり……芸能人ファッションブランドの勝ち組/負け組を分析!

梨花、渡辺直美、辺見えみり……芸能人ファッションブランドの勝ち組/負け組を分析!

――ファッションライター・南充浩氏が、いま話題のファッションニュースに斬り込む!

 先日、タレントの梨花さんがジュングループを通じて手掛けているブランド「メゾン・ド・リーファー」が年内で全店閉店することを発表しました。2012年にスタートしたブランドですが、1号店である代官山店はオープン時から好調な滑り出しを見せました。オープン後1週間で1万人以上、1年間で35万人強が来店したと報道されており、誰が見ても相当な人気ぶり。アパレル業界でも好調なタレントブランドとして認知されていたものの、突然のブランド休止の発表は、世間に衝撃を与えました。

 休止の理由は明らかにされていませんが、アパレル業界ではいくつかの説が流れています。

1.多店舗展開に失敗した
2.オリジナルラインの改変に失敗した
3.梨花さんの取り分が多く、ジュングループの儲けが少なかった

 主なものはこの3つです。まず「1」についてですが、長い間このブランドは代官山店だけしかありませんでした。これほどの好調ぶりであれば、通常のアパレルならすぐに多店舗展開して売上高を急増させますが、なぜか2016年まで実施されなかったのです。ブランドのテイストが薄まることを懸念したといわれていますが、多店舗化したものの、そのタイミングは遅く、結局6拠点、カフェを含めて8店舗にとどまりました。多くのブランドは、1号店や旗艦店に、その個性がくっきりと映し出されますが、多店舗化してマスに広がるにしたがって、それがぼやけてきて売上高の伸び率が鈍化してしまいます。「メゾン・ド・リーファー」もそういう負のサイクルに入ったのではないかと思われ、ジュングループとしては、この程度の店舗数からなる売上高では満足できなかったため、全店閉店を決めたということでしょうか。

 続いて「2」について。15年に、オリジナル商品群「メゾン・ド・リーファー」を「リーファー」へと改変したのですが、「値段が据え置きなのに、物の出来栄えが悪くなった」という評判になりました。これには「利益を増やすために店頭販売価格を据え置きで製造原価を削った」「商品製造を手掛けていたOEM会社(製造を請け負う企業)や商社を変えた」という2つの理由が考えられます。言わずもがなですが、製造原価を削ると素材や縫製の品質は下がります。また、OEM会社を変えるということは、縫製工場も変わるということになり、おのずと商品の出来栄えにも変化が生じるのです。

 最後に「3」について考えてみましょう。一部の週刊誌でも報道されましたが、梨花さんの取り分が多く、ジュングループの儲けが少なかったと言われています。実は当方は、別の大手アパレル企業の経営者からも同様の情報を得ていました。ですから、これも信ぴょう性は低くないと思われます。ジュングループとすれば、儲からないブランドをやり続ける意味はありません。


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