5月23日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、TOKIOの“解散危機”を報じている。昨年5月、強制わいせつ事件を起こした元メンバー・山口達也が、ジャニーズ事務所を退所して以降、音楽活動休止中のTOKIOだが、一部業界関係者の間からは「解散の現実味が増している」といった声が聞こえてくる。



「記事によると、プライベートでもバンドを組むほど音楽活動を重視してきた長瀬智也が、グループの現状に不満を感じているとか。そのため、ジャニーズ事務所に対して『もうTOKIOをやってられない』と訴えているというのです」(スポーツ紙記者)

 TOKIOの活動が制限されるようになったきっかけは、昨年4月、山口が女子高生に対する強制わいせつ容疑で書類送検されたことに尽きる。山口は同2月、自身が司会を務める『Rの法則』(NHK)で知り合った女子高生を自宅に招き、飲酒を勧めたほか、無理やりキスをするなどの行為に及んだという。

「山口について、ジャニーズ側は当初“無期限謹慎”を発表しましたが、同5月6日には本人の辞意表明によるTOKIO脱退およびジャニーズとの契約解除に至りました。この時点で、一部業界関係者はTOKIOの解散を想定したものの、残された4人はグループ活動継続を決断。しかし、音楽活動は“開店休業中”です。『文春』は長瀬の発言を『やってられない』という表現にとどめていますが、実際は『辞める』とまで漏らしているとのウワサも耳にします」(芸能プロ関係者)

 そんなTOKIOといえば、ジャニーズの中でも藤島ジュリー景子副社長やその母親・メリー喜多川副社長の“お気に入り”として知られていた。

「長瀬のように事務所に無断でバンド活動を行うことは、本来ジャニーズタレントとしては“アウト”な行動です。それでも咎められなかったのは、ひとえにジュリー&メリー副社長の“寵愛”を受けていたからと言われています。また、松岡昌宏と長瀬はメリー副社長と頻繁に食事をしていた時期もありますし、松岡なんてジャニーズタレントで唯一、ジュリー副社長のことを『ジュリーちゃん』と呼ぶほどの仲だそう」(同)

 それだけジャニーズ内で強固な土台を築いてきたTOKIOも、山口の事件以降、グループとしての先が見えなくなっているそうだ。

「かつては好視聴率を記録していた『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)も、番組に欠かせなかった山口の不在が人気低迷を招くことに。メンバーにはそれぞれ個人の仕事もありますが、国分太一がMCを務めている情報番組『ビビット』(TBS系)には、今年4月に“打ち切り説”も浮上しました。
以前であれば、“TOKIO愛”が強いと言われてきたジュリー副社長の“物言い”が入ったでしょうが、山口の騒動以降目立った動きを見せていないといいます。こうして事務所による特別扱いがなくなり、メンバーのモチベーションも下げ止まり状態となると、今度こそ本当いったんリセット、つまりに解散に向かっていくのかもしれません」(同)

 まずは『ビビット』の行方を見守りたいが、打ち切りが正式に発表された場合、ファンにも“覚悟”が必要となってきそうだ。

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