グループって、こんなに難しいものだったんだね

 関ジャニ∞・錦戸亮がグループを脱退し、9月30日をもってジャニーズ事務所を退所することが明らかになった。同5日にファンクラブサイトで発表し、会員向けの動画では錦戸を除く5人が今後に関する決意を語っていたという。

ファンの間では、脱退の道を選んだ錦戸に対する批判が上がったほか、ジャニーズ事務所の公式コメントにも怒りの声が続出している。

 今年春頃から、一部週刊誌の報道によって脱退説がささやかれていた錦戸。本人たちはうわさを完全否定せずに活動を続けてきたが、錦戸、横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義の6人で話し合いを続けた結果、3月末には脱退が決定したという。一大決心をした錦戸は「僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたいと思います」「応援していただいた皆様には感謝の気持ちで一杯です」とコメントしている。

「ジャニーズ事務所公式サイトのJohnny's netとJohnny's webにもメッセージが掲載されており、事務所側は『このような決断に至りました経緯としまして、2018年、関ジャニ∞は長年苦楽を共にしたメンバーの脱退、 また、安田章大の大きな怪我により環境が大きく変化致しました』『それぞれが“自分達の人生”、そして、“これからの生き方”について考え、 メンバー同士、また、事務所スタッフとも沢山の話し合いを重ねて参りました』と説明しています。その結果、CDデビュー15周年の記念ツアー『十五祭』や、ジャニー喜多川社長(享年87)のお別れ会が無事に終了したタイミングでの発表になったそうです」(ジャニーズに詳しい記者)

 ファンは、昨年も渋谷すばるの脱退で大きなショックを受けただけに、今回の錦戸に対しては「関ジャニ∞にいて、できないことって何?」「5大ドームもやれる、ドラマや映画に主演できる。

舞台だって音楽活動もできるのに、ここでできないエンターテイメントって?」「グループを存続危機にさせてまで脱退して、芸能活動を続けるなんて無茶。誰も支持しない」「こんな辞め方したら、芸能界ではやっていけない」と、辛らつな意見が続出している。

 一方、事務所の公式コメントで触れられた、安田に関する記述に引っかかりを覚えたファンも少なくないようだ。2017年に脳腫瘍(髄膜腫)の摘出手術を受け、昨年4月に背中と腰を骨折し、全治3カ月の大けがを負った安田について、ファンクラブ向けの文章でも「安田が万全ではない自分の身体で、いつまでこの仕事を全うできるのか…という問題に直面しました」と書かれていたという。

 これを見たファンは、「ヤスの病気が脱退の原因みたいに書いてほしくない」「ヤスはなりたくもない病気になって、ライブで全国回ったのに、『万全ではない自分の身体で』とか書かないで」「ヤスくんの病気は、亮ちゃんの脱退に関係なくない? 書き方がおかしいよ」「好きで病気になったわけじゃないのに。ヤスの人生を否定するな。

本当に許せない」「ジャニーズの公式コメントに問題がある。本人のコメントで十分だから書き直して」「わざわざ公式文書の中に書くことではない」と、不快感を次々にあらわにしている。

 しかし対照的に、「騒いでる人たちは『ヤスのせい』と『ヤスのことが考えるキッカケの1つ』の区別をつけてほしい」「あれは亮ちゃんが書いたわけじゃないから。亮ちゃんを責めるのは絶対に違う」と、冷静に受け止める人も。いずれにせよ、自身に関する記述をめぐってファンが言い争いになることは、安田も望んではいないだろう。

 錦戸を含む6人の関ジャニ∞は『十五祭』が最後のステージだったそうで、11月からは残るメンバーで12年ぶりとなる47都道府県ツアーを開催する。

大きなアクシデントもなく、ツアーを完走してほしいものだ。