「眞子さま 25年のご足跡(別冊宝島 2605)」(宝島社)

 宮内庁が、眞子さまと小室圭さんの結婚に関し、「2020年までの延期」を発表してから、2月6日で丸2年が経過した。昨年11月、秋篠宮さまがお誕生日会見において「(結婚に関して)何らかのことは発表する必要があると私は思っております」と発言していたことから、丸2年を迎えるタイミングで、眞子さまからお気持ちの発表があるのではないかと目されていたものの、現段階では何のアクションもみられない。

眞子さまは秋篠宮さまの要請に無言を貫くのか、一方で小室さんは現在どのような状況にあるのか。皇室ウォッチャーX氏に見解をお聞きした。

――2月6日頃に、眞子さまから結婚に関する何らかの発表があると言われてきましたが、いまのところ何も音沙汰がありません。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 確かに、2月6日を過ぎても、宮内庁を通じて眞子さまの結婚問題に関する発表はありませんが、さすがにスルーすることはないでしょう。そもそも、2年前の延期発表の際には、お代替わりの重要行事が終わった20年に、あらためて結婚儀式に関するスケジュールを発表すると言っていましたし、「結婚」「延期」「破談」のいずれの結果になろうとも、年内には必ず何らかの発表はあるはずです。もし、それがなかった場合、秋篠宮ご夫妻と眞子さまの話し合いが難航していて、発表内容が確定できない状況だと言えると思います。

――昨秋、眞子さまが大学院を休学されていると報じられました。現状にさぞご傷心なのではと思ってしまいます。

X 大学院の休学に関しては、結婚問題の影響による体調不良と、ご公務の増加による多忙さが影響しているのでしょう。小室家が抱える借金トラブルが公になった際、眞子さまはその事実をまったく知らなかったそうで、一時期は食欲減退、発熱などにより、宮内庁病院で診察を受けられるほどでした。それに加え、お代替わりで秋篠宮家が皇嗣家となったことで、現在の両陛下が皇太子ご夫妻時代に担われていた公務を引き継がれ、それに応じて、眞子さまや佳子さまが担当する公務も増加したのです。世間では、小室さん問題に端を発する秋篠宮家へのバッシングが止まりませんし、真面目で責任感が強いと言われる眞子さまは、精神的に相当参っているとは想像できます。

――眞子さまは今も変わらず小室さんをお慕いしているのでしょうか。1月の歌会始で、眞子さまが「望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな」という和歌を詠まれ、「小室さんのことを詠んでいるのでは?」との指摘もありました。

X はい。みなさん言っているように、この和歌は小室さんを意識して作られたものと見て間違いないと思います。17年9月3日に行われた婚約内定会見で、小室さんは「宮様は私を月のように静かに見守ってくださる存在でございます」と発言しました。一部では「皇族を『月』に喩えるのはいかがなものか」といった批判も起こりましたが、眞子さまはこれを “愛のことば”受け取り、心に強く残っておられるのだと思います。

今年の和歌のテーマが「月」であれば特段何も感じないものの、「望」というお題で、月を前面に押し出した歌を詠まれた背景には、世間からの批判を「否定したい」という気持ちがあったのではないかと思います。

――眞子さまのご動向が盛んに報じられる一方で、現在、 留学中の小室さんはどのような状況にあるのでしょうか。

X 現在も小室さんは、米ニューヨークのフォーダム大学で、変わらず勉強に勤しんでいるようです。1年目の「LLMコース」では、外国人留学生が多かったのに対し、今のクラスの「JDコース」では、ほとんどが現地学生で、よりネイティブな英語によって授業が行われるご様子。留学生には、かなり難易度が高くなっているそうなのです。このように小室さんは現在、国際弁護士資格取得の勉強で手一杯。

ゆえに、眞子さまとの結婚問題への対応がおろそかになっていると感じます。

 一方の眞子さまは日本にいらっしゃるので、公務や勤務先への外出など、その一挙手一投足をメディアから注目されてしまう状況。相当な精神的なプレッシャーを感じていらっしゃるのではないでしょうか。ただ、眞子さまは、小室さんと「いずれ結婚する」と信じているようですので、小室さんに対し「日本での出来事は私に任せて、勉強に集中してほしい」と、健気な思いを抱えていらっしゃると、勝手に想像しています。

―― 一部メディアでは「結婚の再延期説」がささやかれています。もし現実になった場合、「事実上の破談」ではないかと推測する声も聞こえてきますが……。

X 再延期が発表されるというのは、秋篠宮さまが以前からおっしゃっているような「国民からの理解と祝福を得られる」状況になっていないことを意味します。眞子さまと小室さんが結婚したいのであれば、その状況に近づけるために、小室家が抱える金銭トラブルを解決し、相手側に納得してもらうことがマストでしょう。その後、できれば小室さんか、もしくはお二人で記者会見を開いてトラブル解決の報告と、結婚の強い意志を国民に表明することが最善策だと思います。理想を言えば、このことに加え、結婚して皇室から離れる際に支払われる約1億5000万円の一時金を辞退したほうがいいと思います。これらのことをきちんと行えば、流れが変わって国民もお二人のご結婚に納得するのではないでしょうか。

 一方で、「事実上の破談」と報じたメディアも確かにあります。

これは、小室家に「金銭トラブルを解決しようとする動きがまったくない」状況で、再延期が発表されるとなると、先述した「国民からの理解と祝福」を得られず、事実上の破談状態になる可能性も十分ある……といったニュアンスだと思います。いずれにせよ、まずは小室家がトラブル解決に向け、真摯かつ全力で動かないと、いつまでたっても結婚へ動き出すことはないのではないでしょうか。