こう見えて、まだ高校生なんですよ、ええ。

 今年1月22日にエイベックス・エンタテインメントからCDデビューを果たしたSnow Man。

1stシングルでセンターを務めるラウールは、16歳の現役高校生だが、レコード会社関係者が“制服姿”の写真をTwitter上にアップしたことで、ファンから非難の声が続出している。

 騒ぎの発端は、エイベックス株式会社代表取締役会長CEO・松浦勝人氏のツイート。同氏は2月19日午後4時台にメンバーらと撮った記念写真を投稿したそうで、Snow ManのCDを持つ松浦氏の後方に制服を着たラウールが立っているものだったという。写真を見ればネクタイやブレザーのデザインなどから、学校が特定できてしまう可能性もあるだけに、松浦氏のTwitterには「Snow Manとの写真はありがたいけど、ラウールくんが制服を着ているので、削除した方がいいと思います」「制服は個人情報です。消してください」「ラウールの制服姿は出していいの? レコード会社の人だから配慮して発信しないと……」といった注意や心配の声が寄せられていた。

 こうしたファンの意見を目にしたのか、松浦氏サイドはすぐに写真を消し、事態の収束を図ったようだ。

迅速な対応により、ツイート自体はさほど拡散されずに済むも、制服写真を保存したファンが自分のアカウントで流すなど、“原画”が出回っている状況だ。

「Snow Manはラウール以外、全員が成人しており、最年長の27歳・深澤辰哉とは11歳差です。周囲の“お兄ちゃん”たちは高校生のラウールに配慮し、これまで制服姿がカメラに映らないよう、フォローしていました。例えば、YouTubeの『ジャニーズJr.チャンネル』内で昨年12月に配信された【YouTube FanFest 2019】舞台裏公開&重大発表』という動画では、制服のまま会場入りしたとみられるラウールの服装が映らないよう、年長メンバーがガード。全員の集合シーンでは、ラウールがおそらく深澤のアウターを着用し、さらにその前には岩本照が立つという形で、制服姿をカメラから守っていました。また、2月8日に中国版Twitter・微博(Weibo)の公式アカウントで上がった写真でも、阿部亮平と佐久間大介の顔によって、白いシャツ姿のラウールがうまく隠れていました」(ジャニーズに詳しい記者)

 問題の投稿を見たというファンは、「ラウールが思いっきり制服だったから、まずくない? って思ったらやっぱり消したね」「松浦さんのツイート、消えてよかった」と安堵。

しかし、多くのファンは「大事な時期だからこそ、ラウールの制服は隠してほしかった」「あれだけメンバーがラウールの制服姿を隠してたのに、エイベックスの社長がモロ出し……。だからエイベは嫌だったんだよ」「ラウールにも迷惑がかかるし、深澤さんと岩本さんが慎重に守っていたのを無下にしたことがムカつく」「松浦さんやらかしてて、エイベで大丈夫なのかな?」「松浦さん、配慮が足りないし、Snow Manがこういう人たちのもとに置かれてるのは可哀想」と、エイベックスと松浦氏に不信感を募らせている。

「ラウールは、昨年1月にSnow Manに加入したことで露出が増え、如実に人気が上昇していきました。また、滝沢秀明副社長が売り出しに力を注いでいるメンバーでもあり、最近は個人のモデル業も盛んになっています。2月29日に国立代々木競技場 第一体育館にて開催される『第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER』への出演が明らかになったほか、クリスチャン・ディオールの新製品とのコラボレーションも決まりました。ファンが増え、活動も増えている最中だけに、学校名が広まって騒ぎが大きくなった場合は、『転校しなきゃいけなくなるかも』と、危惧する声も。

エイベックスにとって、あくまでSnow Manは所属アーティストの一部ですが、“未成年のタレントを預かっている”といった危機意識が少し欠けていたのかもしれませんね」(同)

 そんな中、松浦氏は19日午後9時台に「頂上(てっぺん)とろうぜ! Dancing Dynamite, together so Here we are!!」と、デビュー曲の「D.D」の歌詞を引用しながら写真を再投稿。ラウールの制服もそのまま写っており、今度は「#制服許可済み」のハッシュタグが追加されていた。事務所がOKを出したとはいえ、ファンの間では「許可済みとかの問題ではなく、現役アイドルのリアルな制服姿は載せるべきじゃなくない?」「『制服許可済み』のハッシュタグにイラッとした」「ラウールくんの制服、許可とってるらしいけど、だったらメンバーが頑張って隠していた意味は……?」と、疑問の声も少なくない。

 今後はくれぐれも、こうしたうかつなミスを起こさぬよう、注意を払ってほしいものだ。