ジャニーさん、ここでもやっぱりすごかった……!

 今年1月、SixTONESとともにジャニーズ事務所初の同時CDデビューを果たしたSnow Man。ジャニーズJr.としてスキルを磨いた末にデビューのチャンスを掴んだ彼らだが、下積み時代は、ジャニー喜多川前社長や、周囲の関係者に手厳しい注意を受けることもあったようだ。

4月30日放送のラジオ番組『Snow Manの素のまんま』(文化放送)で、グループ最年少・16歳のラウールが「Jr.にふさわしくない」と怒られたエピソードを語った。

 この日の同番組は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ラウールと渡辺翔太が電話で収録に参加。自身の“秘密”を明かすコーナー「素の告白・私、実は、、、」では、「人生で初めてパーマをかけた」という女性リスナーから、「実験に失敗した博士並みの髪形」になってしまったと嘆く声が届いた。「メンバーのみなさんは、髪形で失敗したことはありますか?」との質問を受け、渡辺は「めちゃめちゃあるよ!」と共感。同じく、過去にパーマをかけた際、「博士みたいになったりとかしたことがある」と、振り返った。

 一方のラウールも、「昔の自分の髪形とかを見るとさ、やっぱはやりとかあるわけじゃん、その時。

ちょっと恥ずかしさとかもない?」と、ヘアスタイルにまつわる苦い思い出がある様子。「俺はね、“失敗だったな”っていうのはないんだけど」と前置きしつつ、

「Jr.に入った頃は、すっごいロングヘアで。髪形を1個に縛ってたわけよ。で、横は刈り上げて、後ろも。スゴいまぁ、ホント“いかついヒップホッパー”みたいな髪形にしてたわけよ。ジャニーズJr.がね。

そしたら、ジャニーさんとか、振付師の人とかが、『それはちょっとJr.にふさわしくない』『だから、明日それを切ってくるか、この事務所辞めるか、どっちかにしろ』って言われたの、俺(笑)。『え、マジっすか!?』みたいな。『じゃあ、切ってきます』って言って。で、切ったの。だから、ジャニーズとしてはよくなかったのかなって思ったの。全然、(ヘアスタイルとしては)失敗だなとは思わなかったけど」

と、ロングヘア&刈り上げによって、事務所退所を突きつけられたと回顧。

渡辺が「髪形でイメージ、印象とかだいぶ変わるもん」というと、ラウールは「そうそうそう。ジャニーズJr.として、ちゃんとしとかないとダメなのかなと思ったのよ。その時に」と、ジャニー氏らの苦言で学んだそう。

 Snow Manといえば、もともとは渡辺、阿部亮平、岩本照、佐久間大介、深澤辰哉、宮舘涼太の6人で活動していたが、昨年1月にラウール、向井康二、目黒蓮が加入し、9人体制に。渡辺が「うちの深澤さん、パーマかけて、大仏みたいになった時ありましたよね」と、3人が仲間入りする前の話を持ちだすと、ラウールは「大仏がメンバーにいたんだ」と、冗談交じりにコメント。ちなみにこの時、渡辺は「やっぱ会った日、俺、拝んじゃったもんね」と、思わず“ありがたいものを見た気持ち”になったとか。

 ラウールは「さすがだね、やっぱ。あの髪質はスゴいもんね。今のふっかさん、若干ヤバイよね。俺、(髪に)触った時に“藁かな?”と思った。藁なのかなと思ったら、一応髪だった」と、触り心地を表現。よほど的確な例えなのか、渡辺は「おもろ!」と大爆笑していた。

 前述の通り、ラウールはSnow Manに後から加わったメンバーであり、ジャニーズに入所したのは2015年5月。Snow Manの中で、ジャニーズ歴はもっとも短いものの、小さい頃から一目置かれる存在だったようだ。1月25日放送の音楽番組『COUNT DOWN TV』(TBS系)で、SixTONESとSnow Manのメンバーが対談した時、SixTONES・松村北斗は「ラウールのことなんだけどさ、俺、入った瞬間から、俺らもそうだし、周りのみんなもそうだけど、『スゴい踊りうまい、うまい』ってスゲー褒められてるの、俺スゲーうらやましかった」と語り、田中樹も「怖い振付師さんも、『樹、あいつは踊りうまいから見ておいたほうがいい』って言われた」と打ち明けている。

「ラウールはかつて、少年忍者というユニットに所属していましたが、Snow Manへの加入が決まると、Jr.に詳しくないジャニーズファンの間では『ラウールって何者?』『20代のメンバーの中にこんな子どもが入って、Snow Manはどうなっちゃうの?』といった疑問や、心配の声が出ていました。しかし、身近な事務所関係者は、最初からラウールの将来性に期待していたのでしょう。だからこそ、キツく『髪を切るように』とアドバイスしたのかもしれませんね」(同)

 今回のラジオトークに対し、ファンも「ラウールのポニーテールにそんな運命がかかっていたなんて……!」「初めて聞いた話でびっくり。

素直に髪を切って、事務所を辞めないでくれてありがとう!」「やっぱりラウールって一目置かれる存在だったのかも。じゃないと『事務所辞めるか』とまで言わないよね」と、驚いていた様子。今後も自分に似合うヘアスタイルを探しながら、さまざまな姿を見せていってほしいものだ。