人気ラッパーが大麻所持で逮捕! 元女囚が語る、そもそも大麻は...の画像はこちら >>
 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

人気ラッパーが大麻所持で逮捕

 5月2日、人気ラッパーが大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕されたそうですね。覚醒剤の陽性反応も出ているようです。

容疑を否認しているとのことですが、このラッパーさんは大麻に関する歌詞も多いせいか、ファンは驚いていないようです。私はラップはあまり聴かないのですが、田代まさしさんと作った『リハビリマーシー』は聴いたことあります。「覚醒剤、ダメぜったーい」みたいな曲ですね。 

そもそも大麻は罪悪感が薄い

 それにしてもDJとかクラブ系のミュージシャンの大麻使用、多いですよね。大麻を吸うとハイになって、音楽が心地よく聴こえたり、色がはっきり見えたりするので、クラブに来る人たちが「野菜食って(大麻を吸って)クラブでハイになる」のは「普通」のようです。

 まあ合法の国もけっこうあるし、「日本も合法にしろ」と言う人たちもいてるから、罪悪感がないんでしょうね。

ちなみに私もかなーり前に大麻を試したことはありますが、やっぱり覚醒剤のほうがええなと思いました。「多幸感」がぜんぜんちゃいますよ(笑)。もちろん今はもうホンマにやってませんから(キッパリ)。

 大麻はタバコよりカラダにええとか、いろんなウワサがありますが、実際のところは私もわかりません。厚生労働省のホムペには、大麻の葉や穂に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)は幻覚作用、記憶への影響、学習能力が低くなるなどの害があると書かれてますね。

 よい子の皆さんは、ここを覚えときましょう。

 有名人がクスリでパクられた(逮捕された)時だけ大騒ぎになるのもどうかなーと思いますが、2019年は大麻事件の摘発が過去最高やったそうですね。でも、今年はコロナのせいで少し収まるかもしれません。もちろん自粛ではなくて、飛行機や船も動いていないので、運ぶのも大変らしいです。クスリの事件の場合、入手ルートも問題になりますが、大麻はヤクザ以外も扱うところが増えていますから、ラッパーがつかまってもヤクザの摘発はムリと思います。

 大麻は日本でも自生しているといいますが、やっぱり「オランダの〇〇」とか高級銘柄があるんですよね。ちなみに日本のは米軍の人たちが勝手に植えたものらしく、基地の周りにはけっこうあると聞きましたが、ホンマですかね(笑)。

それよりも、今年は売り上げはガタ落ちかもしれません。大麻を含めて、クスリを買う人のお小遣いが減ってるからです。有名ラッパーさんとかはお金があるでしょうけど、コロナで仕事がなくてお金が入ってこない人は多いですよね。ウチもですけど(涙)。

 最近は「小銭でシャブを買う人が増えてる」という話もあるほどです。そんなにお金ないなら、やめればええのに……とフツーの人は言いたくなりますよね。

でも、そんなカンタンにやめられるものとちがうんですよ。結局、自分で気づいて、自分でやめなあかんのです。

 そうなるまでが大変なんですよね。でも、こればかりは助けてあげられません。周囲がいくら言ったところで、自分で変わらなければムリですから。