オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系、動画配信サービス「GYAO!」で放送・配信)に参加していた練習生9人が、吉本興業系列の芸能プロダクション・Showtitleに所属することが発表された。ファンには嬉しいニュースとなったようだが、一部マスコミ関係者の間では、近頃「番組の元関係者・A氏の“疑惑”に注目が集まっている」という。

「『PRODUCE 101 JAPAN』(以下、日プ)では、“本家”となる韓国のオーディション番組『PRODUCE 101』と同じく練習生101人の中から、国民プロデューサー(視聴者)の投票によって選ばれた11人が、今年3月に男性アイドルグループ・JO1としてCDデビューしています。4月には、最終選考まで残った元練習生のうち4人のメンバーによる“新ユニット結成”が吉本より発表され、続いて今回、9人の練習生がShowtitleで活動していくと報告されました」(芸能ライター)

 ちなみにJO1は、吉本と『PRODUCE』シリーズを手掛ける韓国企業・CJ ENMの合弁会社・LAPONE ENTERTAINMENTに所属しているが、一方で2月には、元練習生のメンバー7人で結成されたグループ・ORβIT(オルビット)が誕生。ネット上で注目を集め、彼らは“吉本とは無関係”ということも判明し、業界内外で物議を醸している。

「番組出身者としての知名度を利用し、JO1のデビューに先駆けて活動を開始するという不義理を働いたORβITですが、彼らの“黒幕”として報じられたのが、日プにも関わっていた音楽関係者・A氏です。そして今、一部マスコミの間では、番組の国民プロデューサー投票中、A氏はスタッフから『重大な背信行為』と指摘される言動を繰り広げていた……とウワサになっています」(テレビ局関係者)

 A氏は当時、内部スタッフとして番組運営に携わっていたといい、そこで目をつけたメンバーを“引き抜き”してORβITを作ったような形となっているが……。

「昨年末に視聴者投票が始まってから、A氏は『今の投票上位メンバーじゃJO1は売れない。

売れるメンバーを選ぶべき』などと主張していたそうで、これは明らかに“票操作”を企む発言だったとみられます。本家・韓国版では、票操作に関与したスタッフが逮捕される事態に発展したというのに、A氏はお構いナシだったようです」(同)

 主張が通らなかったせいか、そもそも引き抜きできそうなタイミングを狙っていたのかは不明だが、その後、A氏は自身が“売れる”と感じたであろうメンバーたちを引き連れ、ORβITを誕生させたわけだ。

「なお、A氏はLAPONE ENTERTAINMENT側からユニット結成の経緯について説明を求められているものの、いまだに表立ったアクションはないそうです。A氏についていった7人が、何をどこまで理解してORβITに加入したかもわからないので、心配になります」(同)

 ファンだけでなくメンバーまでもが、先行き不安な状況を強いられているのかもしれない。