9月15日、俳優でミュージシャンの岸部四郎さんが8月28日に逝去していたことが明らかになり、その半生に再び注目が集まっている。
「グループ・サウンズを代表するバンド『ザ・タイガース』に兄の岸部一徳と共に在籍し、ギタリストを務めていた四郎さんは、俳優や司会業でも活躍。
四郎さんのほかにも、巨額の借金を背負ってしまう芸能人は少なくないが、“完済”して話題を集めた人もいる。
「最も有名なのは、“永ちゃん”の愛称で親しまれる大御所ミュージシャン・矢沢永吉でしょう。矢沢はオーストラリアの観光地であるゴールドコーストを気に入り、そこに音楽学校やスタジオなどを建設するプロジェクトを立てましたが、担当者が矢沢に虚偽の報告を行い、別のビジネスを行っていたことが発覚。詐欺や横領で35億円の損失を出し、矢沢がこの借金を全て背負うことになりました。
この一件は、矢沢ファンの間で“伝説”として語り継がれており、ネット上では「並大抵の努力じゃ完済は無理。さすが永ちゃん」「信頼した人にだまされてショックだっただろうに、それを感じさせない前向きさがすごい」などと称賛されていた。
さらに、メディアに引っ張りだこの人気者の中にも、借金に苦しんだ過去のある人物がいるとか。
「ドラマや映画で常に存在感を発揮している俳優の阿部寛は、バブル期の不動産投資に失敗し、億単位の借金を背負ったそう。さらに、モデルから俳優に転身したものの、仕事が激減。借金とのダブルパンチに苦しんだ阿部でしたが、割り切ってさまざまな仕事をこなしたことで、20年ほどで完済したそうです。
大吉は18年9月放送の『あさイチ』(NHK)にて、650万円の借金を背負っているという視聴者の相談に対し、「(借金を隠すと)結果的に大迷惑をかけちゃう」「早めに誰かに伝えましょう」と、実体験をもとにアドバイス。ネット上では「実際に借金で苦しんでた大吉先生だからこそ言える」「ちゃんと完済した大吉先生だから、信頼できるし説得力がある」「大吉先生も周囲に迷惑かけたりしたのかな。でも、完済できてよかった」といった声が寄せられていた。
巨額の借金を重ねても、自身の努力で完済したというエピソードが多くある芸能界。