7月から8月にかけて、TOKYO DOME CITY HALLで開催される『Summer Paradise 2021』。出演者は、ジャニーズJr.内ユニット・HiHi JetsとIMPACTorsの2組だが、これまでHiHi Jetsとセットで起用されてきた美 少年ではなく、IMPACTorsが抜てきされたことに対し、ファンから否定的な声が上がっている。

 IMPACTorsは、佐藤新、影山拓也、横原悠毅、松井奏、椿泰我、基俊介、鈴木大河の7人からなるユニット。舞台『滝沢歌舞伎ZERO』(19年上演)『滝沢歌舞伎ZERO 2021』や、映画『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』などに出演してきたメンバーで構成されており、昨年10月に東西のJr.総勢約70人が『ミュージックステーション2時間SP』(テレビ朝日系)に出演した際、彼らのグループ名がサプライズで発表された。

「グループの名付け親は滝沢秀明副社長であることから、ファンの間では『滝沢副社長の“お気に入り”グループ』と認識されています。『Mステ』SPでグループ名が発表されたことも異例の待遇ですし、コロナ禍で行ったJr.の配信ライブでも目立つポジションにいました。今年1月、YouTubeに『ジャニーズJr.チャンネル+』が誕生した時も、最初にIMPACTors初のオリジナル曲がアップされたため、ネット上では『タッキーのお気に入りだからって優遇されすぎ』『インパクのためのチャンネルじゃん』などと揶揄されたんです」(ジャニーズに詳しい記者)

 以降、一部ファンの間でIMPACTorsは“タキニ”(滝沢副社長のお気に入りユニット)と称されるように。そして今回、8月20~30日に『Summer Paradise 2021』内で単独公演を行うことが明らかになると、「なんで『サマパラ』がHiHi Jetsと美 少年じゃなくてインパクなの? 正直、“番手が違う感”は否めない」「IMPACTorsには罪はないけど、この優遇のされ方は嫌い」「タキニいい加減にして! 美 少年はどこ行ったの?」「インパクが嫌いなわけじゃないけど、タッキーのやり方が気に入らない」などと怒りの声が続出し、大波乱が起こった。

「美 少年とHiHi Jetsは、合同写真集『GALAXY BOX』(集英社)を発売したり、地上波のレギュラー番組『裸の少年』(テレビ朝日系)で共演しているほか、18年、19年と2年連続で『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』の応援サポーターを務めるなど、何かと“セット”で活動することが多いんです。なので、今回の『サマパラ』も美 少年とHiHi Jetsが出演すると思っていたファンが多かったのでしょう」(同)

 美 少年はというと、7月から8月にEX THEATER ROPPONGIで行われる『サマステジャニーズJr.2021(仮)』に出演。ほかには、少年忍者や7 MEN 侍の公演もあり、会場の収容人数は1,700人程度だ。かたや、HiHi JetsとIMPACTorsが立つTDCの収容人数は約2,000~3,000人。集客数の違いを知ったファンからは、「メディア露出も多い美 少年をキャパの少ない『サマステ』にして、出始めのインパクを『サマパラ』にする理由がわからない」「インパクはちゃんと会場埋まるの?」といった疑問の声も上がっている。

美 少年とIMPACTorsの“ポーズ”が「被ってる」?

 夏の公演だけではなく、美 少年ファンはIMPACTorsの“ポーズ”にも複雑な思いを抱えているようだ。

 5月30日まで行われた『ジャニーズ銀座2021 TOKYO EXPERIENCE』のMCで、IMPACTorsのファンの呼び名が「PINKy」(ピンキー)に決定したと発表され、同日、エンタメサイト「ISLAND TV」に投稿された動画「IMPACTors『ファンネーム決まりました!』」にて、メンバーが「IMPACTorsです」という掛け声とともに、小指を立てるポーズを披露。しかしこれが、美 少年の「bポーズ」に似ていると、一部ファンが指摘したのだ。

「美 少年は、16年11月に『東京B少年』の名前で結成され、『Sexy美少年』を経て、19年1月に現在の『美 少年』に改名。東京B少年時代は、小指を立てて、残りの4本を丸めてアルファベットの『b』を表す『bポーズ』をしながら自己紹介するのが定番となっており、美 少年は改名後も、bポーズを続けています。そのため、美 少年ファンから『インパクのポーズ初めて見たけど、美 少年と被ってない?』『インパクのポーズ、美 少年のbポーズそっくりでモヤモヤする』『インパクのポーズがややこしすぎて、やめてほしい』などと、ひんしゅくを買っているようです」(同)

 “タキニ”と呼ばれ、活動開始間もなくして、ファンの風当たりが強くなっているIMPACTors。今後は自分たちのパフォーマンスによって、こうした批判を吹き飛ばしていってほしいものだ。