上白石先輩、うちの松村『紅白』でもよろしくお願いします(C)サイゾーウーマン

 2021年度後期放送のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』に、雉真稔役で出演を果たしたSixTONES・松村北斗。同作は、祖母・母・娘と3世代の女性たちがバトンをつないでいくファミリーストーリーで、松村はヒロイン・橘安子(上白石萌音)の人生に大きな影響を与える相手役を好演し、視聴者の間で話題に。

そんな中、12月24日深夜放送のラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポン~ラジオ・チャリティ・ミュージックソンスペシャル』(ニッポン放送)では、上白石との“再会”エピソードが語られた。

 『カムカムエヴリバディ』は11月1日に初回がスタート。主人公の安子は名家の跡取りとして生まれ、英語が堪能な好青年・稔に恋をし、紆余曲折を経て結婚。しかし、ほどなくして稔は戦地へ向かうこととなり、同26日放送の20話で稔の戦死が明らかになった。以降、松村は回想シーンなどでの登場となり、ネット上では“稔さんロス”を訴える声が続出。そして、「安子編」が怒涛のうちに終了し、12月23日放送の39話から安子と稔の娘・るい(深津絵里)をフィーチャーした「るい編」に突入している。

 一方、松村は12月24日~25日にかけて放送された『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン2021』の深夜パートにて、1人でメインパーソナリティを担当。朝ドラへの出演について、「想像してなかったレベルの反響」をもらったそうだが、「嫌味かな」などとマイナスに考えてしまい、称賛を「どうしても素直に受け取れない」という。

 また、松村は朝ドラの撮影中、「上白石さんの(器の)大きさ、それに助けられて会話が弾んだ時はありました」と振り返りながらも、「いま一歩こう、踏み込んでいけない。松村からね。なんかちょっとダメだったなって」と反省。その理由は「俺なんかがね、上白石萌音と。

朝ドラヒロインと、『対等にしゃべっていいわけないじゃないか』っていう気持ちがスゴい」からだといい、うまく話せないまま、撮影は終了してしまったそうだ。

 それからしばらくして、ある大型音楽番組の現場で上白石と再会することになった松村。しかし、「しゃべれないんですよ、まだ」と上白石と話すことに抵抗感があったため、話さないで済むように、再会を拒否して「逃げちゃおう」とひらめいたという。「上白石萌音から逃げちゃおう。そんな、一瞬ですよ。上白石さんが歌われて、いなくなられる数秒、数分、もう、トイレでもなんでもいいじゃないですか。逃げちゃおうって」と、“逃走”を企てたことを告白。しかし当日になって「俺、このままでいいのか?」と思い直し、上白石に声をかけることを決意したとか。

 事前に、上白石に会った場合をシミュレーションして、「以前、朝ドラでお世話になりました。松村北斗です。ご無沙汰しています。またどこかで何かご縁あったらよろしくお願いします」とあいさつも用意。

再会に向けて気持ちを整えて現場に向かったという。

 しかし、いざ現場で上白石を前にすると「バタつくね、足が。バタバタバタバタって、ブルっちゃってるんだよ、足元が」と緊張してしまい、揚げ句に「思いがけず上白石さんがスタジオの中で記念撮影みたいなことをされてて」と、松村の想定通りにはいかなかった様子。

 そんなアクシデントもありつつ、ようやく上白石と再会。松村いわく、「僕に会って第一声、『あぁ~』とかじゃないですよ。『生きとったんか~!』って。当時の岡山言葉ですよ。(『カムカムエヴリバディ』の)セリフの。『生きとったんか~!』って言われたんですよ」と、安子になりきって登場するという“神対応”だったとか。松村はこの場合、「おぉ~、安子~!」などと反応するのが望ましいと思ったものの、シャイな性格のため、ゴニョゴニョと口ごもりながら挨拶してしまったとのこと。

 その後、SixTONESメンバーが松村と上白石の元にやって来てしまい、松村は「気まずいぞ」と身構えたそう。一方で、バラエティ番組で上白石と共演したことがあるジェシーは「あぁ、上白石さんどうも! ジェシーです!」「北斗がね、お世話になって。

大丈夫でした? こいつ、現場で。結構、照れ屋というかシャイボーイなんで」などと、フランクに話していたとか。

 これに上白石も「どうも、お世話になってます。妻です」とジョークで返していたといい、最終的に松村は「たぶんだけど、朝ドラの相手役、ジェシーのほうがよかったわ」と自虐。「その後ね、俺また下うつむきながら、部屋の隅っこで待機しましたけども」と、オチをつけて笑いを誘ったのだった。

 放送を聞いていたファンは、「萌音ちゃんが北斗に対して『生きとったんか~!』って言ったのさすがすぎる! 素敵なエピソードにほっこりした」「歌番組で北斗くんに会った時に『生きとったんか~!』ってすぐに安子ちゃんになる萌音ちゃん、粋だね」「稔さんと安子ちゃんエピソードかわいい。もっと聞きたい!」などと大喜び。

 さらに、「ジェシーのコミュ力の高さに驚く」「北斗があれだけ緊張してた相手とフランクに話せるジェシーって何者?(笑)」と、ジェシーの言動に驚く声も見られた。

 なお、大みそかの『第72回NHK紅白歌合戦』には、上白石とSixTONESがそれぞれ紅組と白組で出場予定。2人揃ってステージに上がるかどうかは不明ながら、ドラマ視聴者やSixTONESファンの間では、「『紅白』に安子と稔さんが揃って出てきたら泣いちゃう」「ラジオで2人の話聞けて、ますます『紅白』が楽しみ」「北斗、『紅白』では萌音ちゃんと会話できるように頑張って!」など、上白石と松村の『紅白』共演を期待している人は多いようだ。

 果たして、『紅白』でツーショットは見られるのか、本番のステージを楽しみに待ちたい。

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