8月5日に放送されるTBS系『報道特集』で、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を取材した特集「ジャニーズ性加害問題第2弾~国連のヒアリング始まる」が放送されることがわかった。
「同番組は、6月17日放送回でもこの問題を特集。
なお、第1弾では、膳場キャスターが「私たちを含め、メディアが取材してこなかったことで被害を拡大させたのはまぎれもないことです。報道に携わる立場として責任を感じています」などと反省の弁をコメント。
ほかの2人も「ジャニーズ事務所とテレビ局は利害が一致する関係です。だからこそ、なれあいの関係ではいけない」(日下部)「私たちが報道しなかったことで被害が止まらなかったことは、本当に深刻なことだと思います」(村瀬)などと語っていた。
ジャニー氏性加害問題を取り上げる一方、ジャニーズのバラエティを放送するTBS
そして、7月29日に公開された第2弾の予告映像には、性被害を告発した元ジャニーズJr.の石丸志門氏や二本樹顕理氏らが登場。加えて、国連によるヒアリング調査についても触れるようだ。
継続してこの問題を取り上げているTBSに対し、ネット上では「TBSだけは、きちんと報道していて素晴らしい!」と賛辞が見られる一方で「『報道特集』の予告動画と『音楽の日』の動画をほぼ同時に配信するTBSって、どんなスタンスなの?」と違和感を訴える人も散見される。
「TBSは『報道特集』の性加害特集第2弾の予告をYouTubeで公開した翌日に、先月放送された音楽特番『音楽の日2023』のジャニーズグループの出演映像を配信。ジャニーズを批判しながら、所属タレントたちのパフォーマンス動画を発信するTBSに対し、『両極端な動きを見せている』と違和感を覚えた人もいたようです」(同)
また、TBSでは現在、『それSnow Manにやらせて下さい』『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』『NEWSの全力!!メイキング』『DEEPな店の常連さんに密着 イキスギさんについてった』といったジャニーズがメインで出演するバラエティ番組を放送中。
さらに4月には、ジャニーズJr.のバラエティ番組『ジャニーズJr.ランドNEO』(TBSチャンネル1)もスタートした。
「連続ドラマにおいても、TBSは4月期のすべてのゴールデンプライム帯番組にジャニーズタレントを起用。『THE神業チャレンジ』『アイ・アム・冒険少年』といった代表的なバラエティでも毎回、ジャニーズタレントが活躍しているんです。
『それSnow Manにやらせて下さい』などは“安泰”との見方も
一方、フジテレビは“ジャニーズ離れが進んでいる”と伝えるメディアも一部で見られる。
「ジャニー氏の性加害問題に対する報道姿勢をしっかり示しているTBSですが、見方によっては“ここまでがっつり特集してるんだから、ほかの番組でジャニーズタレントをこれだけ起用しても文句ない”とバランスを取っているようにも見えます。もしそうであれば、『それSnow Manにやらせて下さい』などの冠番組も、当分は安泰かもしれません」(同)
「タレントに罪はない」との理由で、ジャニーズ事務所に多額の出演料を払い続けているテレビ業界。今後、屈強な利害関係が揺らぐことはあるのだろうか。
ジャニー氏の性加害報道、「ジャニオタの罪」とは? 「物語として考えてた」加害者意識に向き合う
ジャニーズ事務所が大きく揺れている。故ジャニー喜多川前社長の性加害報道だ。


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