北朝鮮で広がる「統一懐疑論」と韓国国民の「統一への冷めた見方」

北朝鮮で広がる「統一懐疑論」と韓国国民の「統一への冷めた見方」
4月27日、板門店で南北首脳会談を行った北朝鮮の金正恩委員長と韓国の文在寅大統領

北朝鮮と韓国の対話が進む中で、北朝鮮国民は韓国からの経済協力、統一への期待感が高まっていることはデイリーNKでも既報のとおりだ。喜びのあまり期待感が暴走するほどだった。

しかし、5月に今年2回目の南北首脳会談から開催されてから2ヶ月以上が経ち、北朝鮮国内では統一への期待感を訝しむ声が上がりつつある。

平壌のデイリーNK内部情報筋は「住民は統一すればいいと期待している」と前提を起きつつも、ある種のあきらめムードが漂いつつあると、現地の雰囲気を伝えた。

「統一しても庶民の暮らしは楽にならない」(情報筋)

北朝鮮の国営メディアは南北の融和ムードを連日のように伝えたが、一般の北朝鮮国民は政府から騙され続けてきたため、逆に疑っているというのだ。統一を望む気持ちに変わりがなくても、統一したとしてもその効果には懐疑的というわけだ。

この情報筋もその中のひとりだ。

「市民は統一を望んでいるが、だからといって南朝鮮(韓国)に自由に行けるようにはならないだろう。南に親戚がいるとして、訪ねていったら帰っくる者はいないだろう。だから政府は南朝鮮訪問を許可しないだろう」(情報筋)

南北の往来が可能になったとしても、堂々と脱北されるのを防ぐためにそう簡単には許可を出さないと見ているのだ。体制を維持するために移動の自由を極度に制限している北朝鮮で暮らしてきたからこそ、このような発想になるのだろう。

情報筋は言及していないが、韓国に存在する統一に対する冷めた見方が、北朝鮮国内の世論に影響している可能性も考えられる。


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