氷点下33度、最果てリゾート「寒すぎる写真」が誘う不吉な予感

氷点下33度、最果てリゾート「寒すぎる写真」が誘う不吉な予感
三池淵(サムジヨン)郡を視察した金正恩氏(2018年10月30日付朝鮮中央通信)

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、金正恩党委員長が中国との国境に近い三池淵(サムジヨン)郡を視察したと伝えた。金正恩氏が同郡を視察するのは、今年3回目だ。

三池淵郡は北朝鮮で「革命の聖地」として知られるとともに、風光明媚な景勝地でもある。金正恩氏は東海岸の「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」と並び、同郡の観光開発プロジェクトを最重視していると見られる。

9月に行われた南北首脳会談に際しては、金正恩氏らが文在寅大統領を三池淵(サムジヨン)に案内。池のほとりで行われた昼食会は、実に心地良さそうだった。本格的な開発が行われるならば、観光地としてのポテンシャルは高いものがあるだろう。

ただし、観光地として成功するためには「本格的な投資」も必須となる。北朝鮮の建設プロジェクトでは手抜き工事が横行しており、安全性に敏感な外国人観光客を大量に誘致するなら、信用の高い外資の参加が不可欠だ。

それだけではない。北朝鮮においては「最果ての地」のひとつとも言える三池淵は、冬場が問題なのだ。この一帯の平均最低気温は、最も寒い1月で氷点下24度にもなり、日中も氷点下11度までしか上がらない。大寒波に襲われた昨年12月には、氷点下33度を記録している。

今回、朝鮮中央通信が公開した写真を見ても、現場はいかにも寒々としている。これがエネルギー事情の良い国なら問題ないのだが、慢性的な電力難の中にあり、石炭以外の燃料も不足している北朝鮮では、満足に暖も取れないのではないかと不安になる。


あわせて読みたい

気になるキーワード

DailyNK_Japanの記事をもっと見る 2018年10月31日の中国記事

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

中国ニュースアクセスランキング

中国ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

中国の政治、経済、外交、事件などをお届け中。