北朝鮮、悪名高い国内移動制限を大幅緩和

北朝鮮、悪名高い国内移動制限を大幅緩和
平壌市民の日常(2018年9月19日、平壌写真共同取材団)

人民保安取締法第30条

「人民保安機関は旅行秩序、歩行秩序を乱す行為を取り締まる」

北朝鮮は世界でも類を見ないほど、国民の国内移動が厳しく制限されてきた。当局は1970年代初頭から、上記の人民保安取締法を拡大解釈する形で、移動の自由を著しく制限してきた。それがようやく大幅に緩和されたと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

咸鏡南道(ハムギョンナムド)の情報筋によると、当局は、首都の平壌、前線地域(軍事境界線付近)、国境地域など特定地域を除くほとんどの地域に旅行証なしに移動を可能にする措置を取った。今後は公民証(身分証明証)さえあれば、上記を除く地域ならどこにでも事前の許可なく行けるようになった。

RFAは今年9月、金正恩党委員長の指示に基づき、国内移動制限が近々撤廃されるとの噂が北朝鮮国内で流れていると報じたが、噂通りになった形だ。

なお、移動自由化の対象から外れる地域には、慈江道(チャガンド)も含まれている。中朝国境に面している上に軍需工場が集中する地域で、核兵器関連の施設もあると言われ、特権的地位を持った平壌市民ですら訪問には特別な許可が必要だ。

咸鏡北道(ハムギョンブクト)の別の情報筋も、特定地域を除いた地域の移動が自由になったことを確認した。一方で特定地域への接近については統制がいっそう強化され、公的業務や個人的な用事でこれら地域に行く人にとっては非常に不便になったとのことだ。


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