北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10日、「過去清算を抜きにした『戦後日本外交の総決算』はありえない」とする論評を配信した。

論評は「去る1月末、日本首相の安倍は施政方針演説で『今こそ戦後日本外交の総決算を行っていく』と述べ、『戦後70年以上残されてきた課題について、必ずや終止符を打つとの強い意志』を力説した」と指摘。

これに対し「忠告しておくが、20世紀に日帝がアシア諸国の人民に働いた極悪非道な反人倫犯罪を認めて謝罪し、賠償することこそ、戦後の日本外交の根本であり、回避できない歴史的課題である」と主張した。