ワイロ要求のネタと化した北朝鮮「偉大な首領」の政治モニュメント

ワイロ要求のネタと化した北朝鮮「偉大な首領」の政治モニュメント
北朝鮮軍創建70周年記念軍事パレード(2018年2月9日付労働新聞より)

平壌市内を一望できる北朝鮮観光名所、チュチェ思想塔。1982年の金日成主席生誕70年を記念して建てられたもので、70歳に365日をかけた2万5550個の花崗岩が使われ、高さはてっぺんの烽火まで含めると170メートル、展望台は150メートルのところにある。デザイン的には、インドネシアの独立記念塔(モナス)や米国のワシントン記念塔との類似性を指摘されている。

平壌市内が一望できるとあって、北朝鮮国民と外国人とを問わず人気のスポットだが、あくまでも本来は最高指導者の長寿を祝う政治的モニュメントだ。それが、カネ儲けの手段として使われていると、平壌のデイリーNK内部情報筋が伝えてきた。

このチュチェ思想塔、外国人が展望台に上る際は、エレベーター代として5ユーロ(約610円)を徴収される。一方で、北朝鮮国民なら無料で入場できることになっているが、入場は週末に限られている。

週末ともなれば、眺望を楽しみたいという人々が長蛇の列をなして入場を待つ。金正恩党委員長が政権の座について以降、市内にはプール、遊園地、レジャー施設、レストランなど家族連れで訪れるスポットが多く誕生した。それでもチュチェ思想塔の人気は不動なのだという。

「高いところから平壌市を一目で見下ろすことは、いかなる名所旧跡よりもおごそかで爽快な気分にさせてくれるので、人気が高い」(情報筋)

(外部リンク:チュチェ思想塔からの眺望を撮影したユーチューバーIndigo Traveller氏の動画)


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