北朝鮮で食糧危機の懸念強まる…穀倉地帯の収穫量が半減

北朝鮮で食糧危機の懸念強まる…穀倉地帯の収穫量が半減
軍傘下の農場を現地視察した金正恩氏(2019年10月9日付朝鮮中央通信より)

北朝鮮の大穀倉地帯「十二三千里平野」。首都・平壌の北西、黄海沿いに広がる大平野で、南北40キロ、東西20キロに渡って農地が広がる。

その南部にある平安南道(ピョンアンナムド)平原(ピョンウォン)郡の各農場の収穫量が、昨年よりさらに落ち込む見込みであると、現地のデイリーNK情報筋が伝えてきた。

情報筋がまとめた郡内の各農場の1ヘクタールあたりの予想収穫量は、稲(コメ)、トウモロコシともに2トン前後。豊作なら4~5トンに達することを考えると、今年の作況は極めて悪いことがわかる。

大豊(テプン)、龍二(リョンサン)、梅田(メジョン)など、海から比較的近い大型農場では、収穫量が2トンにすら満たない。

その原因について情報筋は、台風による被害を挙げる。北朝鮮に影響を与えた台風は、7月の台風5号(ダナス)、8月の8号(フランシスコ)、9月の13号(レンレン)、17号(ターファー)、そして18号(ミートク)だ。韓国気象庁の統計によると、朝鮮半島に影響を与える台風の数は年平均3.1個。今年は、それを大幅に上回っている。

情報筋は中でも、台風7号の影響を挙げた。

「稲穂が実る時期に台風と洪水の被害で、稲とトウモロコシがすべて倒された。特に海辺にある田圃は塩害で実のない籾しか残っていない」

情報筋は、現地の農業部門関係者の話として、国際社会の制裁でビニール膜、肥料、農薬の供給が減り、初期の作況がよくなかったと伝えた。


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