「武力行使、米国の特権ではない」北朝鮮軍首脳、トランプ発言に反発

「武力行使、米国の特権ではない」北朝鮮軍首脳、トランプ発言に反発
北朝鮮が5月4日に発射した戦術誘導兵器。ロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」と酷似している(2019年5月5日付朝鮮中央通信)

トランプ米大統領が北朝鮮への武力行使の可能性に言及したことに対し、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の朴正天(パク・チョンチョン)総参謀長は4日に出した談話で、「武力行使は米国だけの特権ではない」と反発した。朝鮮中央通信が伝えた。

トランプ米大統領は3日、訪問先のロンドンで記者団に対し、弾道ミサイルなどの発射を続ける北朝鮮を巡り「金正恩朝鮮労働党委員長との個人的関係は非常に良い」と強調しつつも「必要なら軍事力を行使する」と語った。

これに対し談話は「危険な軍事的対峙(たいじ)状況の中で、それでも朝米間の物理的激突を阻止させる唯一の保証となっているのが朝米首脳間の親交だ」としながら、「米大統領がわが国家を念頭に、前提付けとはいえ、武力使用も可能という発言をしたことに大変失望する」と述べた。

また、「米国がわれわれを相手にいかなる武力を使用するなら、われわれもやはり任意の水準で迅速な相応の行動に出るという点を明白にする」と強調した。

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