【北朝鮮国民インタビュー】「いっそ戦争になれば」バイデン氏当選で広がる懸念

―バイデン氏に対する住民の反応は?

Aさん:バイデンは年寄りで、わが国(北朝鮮)を軽蔑していると言っている。しかし、無謀な戦争を起こす頭のおかしい人ではないとの認識もある。

Bさん:バイデンが良い悪いという評価ではなく、今後わが国に対して、とくに一般国民のために、いかなる政策を行うかに関心が多い。バイデンがどんな朝鮮半島政策を繰り出してくるかによって、評価が変わるだろう。

―副大統領に当選したカマラ・ハリス候補も話題となっている。史上初の女性、アフリカ系、アジア系副大統領だが、どのような評価がされているか?

Aさん:女性幹部たちの間では、一番の話題となっている。うらやましいという反応だ。わが国では「女性は革命の片方の車輪を担う社会の主人」という教育をしているのに、女性幹部の数は増えるどころか減りつつある。わが国でも、道党(各道の労働党委員会)の責任秘書(委員長、道のトップ)を務める女性が現れるべきだと言われている。

Bさん:副大統領についての関心は低い。この地域では、大統領の留守を預かる代理といった認識しかない。

―米国の政権交代で、北朝鮮国民が最も期待することと、最も懸念することは?

Aさん:幹部たちは、米国を中心とした(国連安全保障理事会の)制裁が解除され、輸出入制限がなくなり、経済が活性化することを望んでいる。バイデンが(トランプと異なり北朝鮮に)強硬だとの認識もあるが、元帥様はトランプに苦い思いをさせられただけあって、二度の同じ手には乗らないという考えなので、今後数年間は苦しくなり、耐乏生活を強いられるかもしれないと心配している。今でも充分苦しいのに、さらに苦しくなったら、いったい一般国民は何年耐えられるだろうか、党に従ってくれるのだろうかと疑問を抱いている幹部もいる。

Bさん:米国の新大統領には、緊張を醸成してほしくないという期待が最も大きい。恐れているのは、方向を決めずに時間稼ぎだけして、庶民を苦しめる情勢の不安な状態だ。すでに失うものなどなにもない庶民は、いっそ戦争でも起きれば良いのにと考え、それなりの暮らしをしている人々は、戦争が起きるのでないかとそわそわしている。

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2020年11月13日の中国記事

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