「規約改正はカネの吸い上げが目的」朝鮮労働党大会にヒラ党員が反発

「規約改正はカネの吸い上げが目的」朝鮮労働党大会にヒラ党員が反発
朝鮮労働党第8回大会で演説する金正恩氏(2021年1月6日付朝鮮中央通信より)
       

北朝鮮で5~12日に開催された朝鮮労働党第8回大会では、党規約の改正が行われた。

第1章「党員」のうち、入党手続きと方法について定めた第3条で、候補党員(見習い)の期間を1年から2年に延長し、「3年以上党員の義務を果たしていない党員は除名する」との内容の第8条を新設した。

北朝鮮で社会的な地位を上昇させるためには入党が欠かせないが、それを巡ってワイロが飛び交ったり、推薦書と引き換えに性上納を強いたり、或いは党員になってから権力を乱用するなど、様々な弊害が指摘されていたが、その対応として入党のハードルが上げられたものと思われる。

しかし、その弊害が今回の改定でかえってひどくなるとの声が相次いで上がっている。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

両江道(リャンガンド)の食料品工場で働いている情報筋は、規約改正を報じる朝鮮労働党機関紙・労働新聞を読んで、苦笑いしたという。

「候補党員として党への忠誠心を認めてもらうための2年間に、党に上納すべき忠誠の資金をきちんと納めなければ、候補党員の資格を剥奪するということに違いない」(情報筋)

入党の推薦を受けた者は、候補党員になる審査を受ける前、審査を担当する党幹部にワイロを渡すのは必須で、候補党員になれても正党員になるまで「忠誠の資金」と呼ばれる外貨を上納する。それ以外にも、(旧正月などの)祝日ごとに党幹部にワイロを渡さなければならない。

朝鮮労働党という巨大な利益集団を、最底辺で支え続けている候補党員だが、その期間が伸ばされると、候補党員の数が増え、その分吸い上げられる資金が増えるという「増収策」ということだ。


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