ボールペン大の注射針で…北朝鮮軍「性的虐待」の生々しい実態

米国務省のネッド・プライス報道官は4月6日の会見で、中国による新疆ウイグル自治区のイスラム教徒やチベット族、香港市民に対する人権侵害が懸念されるとして、来年冬の北京五輪をボイコットする可能性を示唆。同盟諸国などと対応を協議していく考えを明らかにした。

これに対し、中国側が即座に猛反発したのは周知のとおりだ。

人権問題が米中関係でここまで重要なテーマになるとは、トランプ前政権時代には想像もできなかった。米国などが北京五輪のボイコットに踏み切れば、習近平指導部が受ける打撃は計り知れないものがある。そしてこの動きに、中国の指導部に劣らず神経質になっていると思われるのが、北朝鮮の金正恩総書記だ。

国連の調査委員会が北朝鮮の凄惨な人権侵害に関する長文のレポートを発表したのが2014年のことだ。あれからまだ、10年も経っていない。この間、金正恩氏を「人道に対する罪」に問うべきとの主張も持ち上がったが、トランプ政権時の米朝対話をはさみ、北朝鮮に対する人権問題の追及はいささか下火になった。

しかしこの問題には、いつまた火がついてもおかしくはない。国際社会では北朝鮮の人権侵害の実態がどのようなものであるかについて、新たな情報が継続的に報告されているからだ。

たとえば、韓国のNGOである軍人権センターは先月30日、北朝鮮軍の人権実態調査に関する報告書を発表。その中で、女性兵士に対する性的虐待について次のように説明している。


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