北朝鮮、韓国軍捕虜と家族ら200人を「生き埋め」抹殺

韓国で最もよく知られている北朝鮮の村の名前と言えば、阿吾地(アオジ)だろう。今では咸鏡北道(ハムギョンブクト)慶興(キョンフン)郡の中の、龍淵(リョンヨン)労働者区、鶴松(ハクソン)労働者区という地名に変わっているが、そこにある6.13炭鉱と梧鳳(オボン)炭鉱は、韓国で阿吾地炭鉱と呼ばれ、政治犯収容所の代名詞となっている。

実のところこの炭鉱、正式な収容所ではないのだが、実質的にはフェンスのない収容所と言っても過言ではない。朝鮮戦争時に韓国軍として参戦して北朝鮮の捕虜となった「国軍捕虜」が多数送り込まれ、強制労働に苦しめられてきたのだ。

今まで脱北に成功した国軍捕虜は80人いる。彼らとその家族の証言で、阿吾地で何が起きていたのか、徐々に明らかになりつつある。韓国紙・東亜日報記者で、脱北者出身のチュ・ソンハ氏が、脱出に成功した国軍捕虜や地域出身の脱北者の証言を元に、炭鉱で何が起きていたかを伝えている。

祖父が日本の明治大学出身で、曽祖父が地主で、朝鮮戦争前に処刑された「反動分子」の家の出で、阿吾地出身の脱北者のチェ・グミョン氏がチュ氏のインタビューに答えた内容によると、炭鉱周辺の村には、国軍捕虜の中でも特に北朝鮮当局に反抗的だった人たちや、その他の「反動分子」が住まわされていた。他地域への移動に必要な旅行証(国内用パスポート)も発行されず、村に閉じ込められた状態で、炭鉱でのきつい労働を強いられていたという。


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