リアル「下町ロケット」の世界は日本経済の起爆剤になるか?

 もう一つの課題として、同自動車の燃料補給を行う水素ステーションの不足が挙げられる。それだけに、「まだまだ一般家庭用には不適格だな」「(水素ステーションが)少なすぎるのが最大の問題」「近くに水素ステーションあるけど、出先に無いと意味ないもんな」と厳しい声が飛んでいる。

 ミライは欧米圏でも2015年秋から販売をスタートしているが、日本国内と同様に水素ステーション不足が生じると思われる。水素自動車は画期的な発明と言えるだろうが、11億台以上も自動車が走る世界で普及して地球温暖化抑制の効果を上げるには、まだ長い時間を要しそうだ。

「トヨタは水素自動車の特許を無償開放して他メーカーの参入を促し、インフラ強化を進めようとしています。また欧米では、電気自動車を押す姿勢が強いのも事実。トヨタの水素自動車とどちらが覇権を握るのかは、今後の成り行き次第でしょう」(報道関係者)

 ミライは環境に優しい究極のエコカーではあるが、乗り越えるべき障害はまだ多そうだ。

食糧危機と化石燃料の枯渇を救うか?

 もしも大量培養に成功すれば、食料危機と化石燃料の枯渇という2つの大問題を一気に解決へ導くかもしれない可能性を秘めているのが、ミドリムシ事業だ。「国産バイオ燃料計画」として打ち出し、まるで「下町ロケット」のように同事業に取り組んでいるのが東大発のバイオベンチャー、株式会社ユーグレナだ。

 ユーグレナは現在、東京大学内にラボを持ち、千代田化工建設、全日本空輸など大手企業と連携し、2020年までに航空機向け燃料を実用化することを目指している。12月1日の国産バイオ燃料計画の会見では、同社の社長・出雲充氏が「オールジャパンのバイオジェット燃料にする」と意気込みを語った。


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2015年12月30日の社会記事

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