介護現場に人材不足の危機!続出する介護系大学・短大の定員割れ

 私立大学、短期大学の定員割れが問題になって久しい。中でも、入学者の減少が目立つのは看護、福祉系統だ。日本私立学校振興・共済事業団の平成19年度入学定員充足率のデータによると、充足率の低下幅が平成18年度と比べ最も大きかったのが看護、福祉系統だ。介護福祉士を養成する大学(短期大学を含む)では、養成課程入学者の定員割れが相次いでいる。

 日本ホームヘルパー協会会長兼福岡県介護福祉士会会長の因利恵氏は次のように話す。
 「今年、介護福祉養成施設は2割が定員割れになっているといいます。定員充足率が2分の1を下回る学校も多くあります。非常に危惧すべき状態にあります」

 福岡のある大学では、ここ数年定員割れが続き、定員の見直しを検討している。この学校関係者は次のように語る。

「福岡近郊ではおよそ3分の1の学校が定員削減を実施、または検討しています。なかには、募集停止をした学校もあります。九州に限らず全国的に同じ傾向にあります」

 原因は介護に対する待遇の悪さにある。

 「昨年、コムスンの問題が報道されたとき、パートタイマーやホームヘルパーなどに焦点が当てられ、テレビに登場しました。確かに、介護の仕事はラクとは言えません。が、介護に携わる仕事でも介護福祉士、ケアマネジャー、ホームヘルパー1級、2級とそれぞれ役割が違います。介護に関する仕事の中でも、賃金が安く、労働がきつい部分が強調されたことで、全てが、実際よりもずっと待遇が悪いような印象が根付いてしまったように思います」

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2008年5月22日の経済記事

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