トヨタの「お客様目線」に疑問符 焦るプリウスの低価格戦略

       
 トヨタ自動車のハイブリッド車、プリウスの価格に注目が集まっている。6年ぶりのフルモデルチェンジを機に、低価格戦略を打ち出したからだ。

 まず、前代未聞の奇策といわれているのが、新旧モデルの併売だ。5月の新型投入後も、233万円する旧(現行)型の内外装を簡素化し、190万円程度まで大幅に値下げして販売し続ける。

 そして開発中の新型はトヨタ独自の2モーターハイブリッドシステムを進化させ燃費を約38キロメートル/リットルに向上、排気量は300cc増え1800cc、車体も大型化したので、当初は250万円程度になると予想されていた。しかし販売店への事前通達によると、おおかたの予想を裏切り、なんと205万円という驚きの価格となった。

 プリウスの突然の低価格路線に憤りを隠せないのがホンダだ。189万円で発売後、1ヵ月半で約2万1000台、当初目標の3倍売れているホンダのハイブリッド車、インサイトへの対抗策と受け取れるからだ。「共にハイブリッド車を盛り上げ、ひいては自動車市場全体を活性化しなければいけない時期なのに、トヨタはまさに“インサイトつぶし”のようなことをやる。これでは互いに消耗戦になってしまう」(ホンダ関係者)。

 業界からも「現行モデルを買ったユーザーに失礼」と非難の声が上がっている。というのも現行型は国内で昨年9月から、原材料価格の高騰を理由に3%値上げされているのだ。値上げ直前には駆け込み需要もあり、その後もモデル末期であるにもかかわらず、根強いファンのおかげで2月末までに約4万1000台売れたからだ。さらに今後は中古車価格の下落も懸念される。

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2009年3月30日の経済記事

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