バイオガソリン本格導入で表面化する未解決の問題

 「地球温暖化対策」「石油への依存度低下」の二つ効果が期待される新エネルギー、バイオガソリンの本格導入がいよいよ始まる。新日本石油は6月1日より、ENEOSサービスステーションにおいて、バイオガソリンの販売を開始する。

 石油元売り各社が加盟する石油連盟では、2007年4月からバイオガソリンを試験販売していた。この実証事業が3月末に終了。石油連盟では今回の本格販売にあたり、導入量として2009年度は20万キロリットル、2010年度には84万キロリットルを目標に掲げている。試験販売で参加していた新日本石油のサービスステーションは30ヵ所だったが、本格導入により約1000ヵ所に増える。

 実は、自動車用のバイオ燃料にはいくつかの種類がある。主流は二つ、ETBE方式と、「E3」と呼ばれる直接混合方式だ。E3はガソリンにバイオエタノールを3%直接混合したもの。一方、ETBEはバイオエタノールと石油系ガスのイソブテンを合成した「バイオETBE」をガソリンに配合する方式である。両者の大きな違いは、石油系ガス・イソブテンの合成を介すかどうかにある。

 現在、自動車用のバイオ燃料の推進は、経済産業省環境省の両省が取り組んでいる。両省とも口をそろえて、「ETBE、E3の両方式とも推奨している」と言うが、力の入れ具合には多少差がある。

 直接混合方式E3の実証実験を実施しているのは環境省である。他方、石油連盟が本格導入するのはETBE方式。これまでの実証事業などの取り組みは経済産業省との協力により進められてきた。石油連盟では、「今後、E3を取り扱う予定はない」という。原材料の違いを見れば、石油連盟がETBE方式を採用するのも不思議なことではない。

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2009年4月9日の社会記事

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