ステージIでも進行がん!?手術か化学放射線か──食道がん

ステージIでも進行がん!?手術か化学放射線か──食道がん
 昨年末、歌手の桑田佳祐さんが食道がんから見事に復帰した姿を目の当たりにしたPさん、56歳。同じ病気で闘病中だけに、自らを重ねずにはいられなかった──。

 食道がんは膵臓がんと並び、早期発見が難しいがんの一つ。自覚症状もないので、早期発見のほとんどは「たまたま」受けた内視鏡検査によるものだ。しかも、食道がんは患者数が少なく医師の診断経験が限られるため、飛び込みの内視鏡検査では見過ごされることもある。内視鏡検査を受ける機会があれば、日本人の食道がんに多い「扁平上皮がん」の検出感度に優れたヨード染色法で検査をしてもらうとよいだろう。

 ちなみに、桑田さんはラジオ番組での本人談によると、毎年きちんと受けていた定期検診で「食道の荒れ」が見つかっていたことに加え、数ヵ月後に「ゲップが出るようになった」ため主治医が早めの検査を勧めたことが発見につながったようだ。

 食道は、のどと胃をつなぐパイプの役割を果たす臓器である。壁の厚みが4ミリメートル程度と薄く、血管やリンパ管が集中しているため、リンパ節転移や遠くの臓器へ転移を起こしやすい。このため、食道がんは他のがんなら早期と見なされるステージIでも「進行がん」に分類される。この段階での治療の選択肢は手術か、抗がん剤と放射線治療を並行して行う化学放射線療法だ。

 つい10年ほど前まで食道がんの手術は首、胸、腹を切り開き、病変と周辺のリンパ節を8時間以上かけて除去する大がかりなものだった。体力の消耗も激しく、施設によっては術後の合併症で死亡する患者が2割にも上った。

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