【ジョージ・ソロスに学ぶ】儲けても喜ばず、損しても落胆せず、知を深めることにこそ喜びを感じるべし

【ジョージ・ソロスに学ぶ】儲けても喜ばず、損しても落胆せず、知を深めることにこそ喜びを感じるべし
George Soros 1930年~。ユダヤ系で、ハンガリーに生まれる。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを卒業後、ロンドンの証券会社に入社。アメリカに渡り、盟友のジム・ロジャーズと「クオンタム・ファンド」を設立、驚異的な運用実績を上げる。1992年に英ポンドを売り浴びせ、巨利を得たことでも有名。【イラスト/南後卓矢】
神様ソロスも人並みに失敗する

「ヘッジファンドの教祖」、「史上最強の投機家」など、賞賛と同時に、警戒感を周囲に与えながらも、数千億円に及ぶ個人資産を一代で築いたジョージ・ソロス。だが、彼はその一方で「私も人並みに失敗する」と自ら認めるほど、数多くの失敗もしている。

 たとえば、歴史的な株価暴落であった1987年のブラックマンデーでは、500億円近い損失を出し、“もっとも大きな損失を出した投資家”といわれた。

 また、少しさかのぼる1981年には、金利の見通しを誤り、顧客の解約による流出も含めファンドの資産を半減させたし、1997年のロシア金融危機でも、最大の被害を受けた投資家の一人といわれた。

 1999年ころからはITバブルが発生していく過程で、IT株を空売りして失敗し、高値の時には逆に、「まだまだ上昇する」と買って失敗するというように、さんざんであったという。

 この他、小さい失敗を入れれば、数え切れないほどである。

大儲けしても、喜ばない。ただ淡々と市場に臨む

“人並み”に失敗するソロスだが、“人並み”でない点は、どんな失敗をしてもまったく落胆しないことだ。そして、そのことを隠そうとせず、素直に認めることができることだ。

 しかし、ソロスのそうした態度は、薄っぺらな「前向き思考」とはまったく違うものである。なぜならば、ソロスは大成功しても、喜びを表に出さないからだ。

 ソロスの人生最大の勝負であり、一回の投機としては人類史上最大の儲けとなった「1992年のポンド売りによる成功」の時も、ソロスの態度は、終始淡々としていた。


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