ノザワは、2021年3月期の予想配当を修正し、「1株あた30円」とすると発表した。なお、ノザワは期末配当(3月)による年1回の配当を基本としており、中間配当は実施していない。
年間配当額の前回予想は「1株あたり20円」だったので、前回予想より「10円」の増配となる。今回の増配発表により、ノザワの配当利回り(予想)は4.16%にアップした。
また、ノザワの2020年3月期の配当は「1株あたり25円」だったので、前期比では「5円」の増配となる見込み。
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ノザワは配当について、「連結配当性向30%を目途」としており、2021年3月期の業績状況を勘案した結果、今回の「増配」を決定したとのこと。ちなみに、増配が発表されたのは2021年3月に権利が確定する期末配当であり、ノザワの期末配当の「権利確定日」は2021年3月31日、「権利付き最終日」は2021年3月29日となっている。
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(予想)
ノザワは、2019年3月期に大きく減配しているものの、2020年3月期には再び増配に転じており、2021年3月期の配当予想「1株あたり30円」が予想通りに実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。
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また、ノザワの配当額の伸び具合も確認しておきたい。直近の連続増配が始まる直前の2019年3月期から2021年3月期までの2年間で、ノザワの年間配当額は「1株あたり10円」から「1株あたり30円」まで、ちょうど3倍に増加している。
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参考として、ノザワの株価も確認しておこう。ノザワの株価は、2019年3月の終値が751円、発表当日(2021年3月19日)の終値が721円なので、2019年3月とほぼ同じ水準で推移している。
■ノザワ(5237)の株価チャート/月足・10年
ノザワの配当利回りは?ノザワの2021年3月19日時点の株価(終値)は721円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※ノザワの配当利回り】
株価:721円
年間配当額:30円
配当利回り:30円÷721円×100=4.16%
ノザワの配当利回りは4.16%。2021年2月の東証1部の平均利回りは1.89%(配当実施企業のみ)なので、ノザワの配当利回りは「高め」と言える。なお、ノザワは株主優待を実施していない。
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ノザワは、押出成形セメント製品、スレートなどの製造・販売・施工を手掛ける会社。積水ハウス(1928)と合弁会社を設立するなどして、中国でも事業を展開している。2021年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高0.4%減、営業利益50.6%増、経常利益53.0%増、親会社株主に帰属する当期純利益17.0%増となっている(すべて前期比)。
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