「アフリカからもっとも近い、“黒人のいない”リゾート」モーリシャス [橘玲の世界投資見聞録]

       

 ただし、モーリシャスの金融業を大きく発展させたこの特例も、インド国内の投資家による悪用が問題となり、両国間の懸案事項になっているようだ。


 
 ポートルイス中心部の中華門が象徴するように、ここには華人のコミュニティもある。

 じつは、香港の私の友人の一人がモーリシャス出身の華人(客家)だ。彼の話を聞いてこの島に興味を持ったのだが、“南海の孤島”での人生はあまりにも孤独で、裕福な華人の子弟は高校を出るとほとんどが欧米の大学に留学するのだという。

 彼もアメリカの一流大学を卒業したあと香港で事業を起こし、モーリシャスにはいちども帰っていないという。結婚して子どもができると両親が孫に会いに香港にやってくるようになり、やがてモーリシャスでの事業(ホテル経営)を売却して香港に移ってきた。この島で商売をつづけるよりも、急成長する中国やアジアを拠点にした方がいいと考えたのだろう。

 このようにして、私が訪れたときは、ポートルイスの中華街に華人の店はまったく残っておらず、布やスパイスを扱うインド系の店に変わっていた。

どこに行ってもインド人しかいない

 モーリシャスがどんなところかは、写真で紹介するのがいちばんだろう。

 ここはポートルイスのウォーターフロントで、ホテルやレストラン、ショッピングセンターなどが集まっている。

 下はショッピングセンター内のカフェだが、ご覧のように客はみんなインド人だ(インド系モーリシャス人のほかに、インドからの観光客もたくさん来ているから、合わせて「インド人」と呼ぶ)。


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2015年5月10日の経済記事

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