株式会社パシフィックメディカルは、患者の基本情報・診療情報・バイタル情報等が医療・介護・在宅に関連する多職種間で相互参照可能になるクラウド型システム「MINET」を医療法人や自治体向けに提供開始すると発表した。

厚生労働省の提唱する「地域医療構想」の実現や「第8次医療計画」の策定に向けて、病院の機能分化や医療と介護の連携が進められているが、地域の医療施設・介護施設間の連携だけでなく、法人内での連携においても依然として隔たりがあると考えているという。
このような課題を解決すべく、医療・介護・在宅の地域包括ケアソリューション「MINET」を開発したとのことだ。

「MINET」では医療施設のSOAP・処方・検査結果・DICOM画像等の診療に関わる情報や、介護施設が提供する連絡票等の患者情報を、適切なセキュリティ設計のもと、場所・時間を問わず速やかに共有して一覧化することができる。その結果、病院・診療所等の医療施設、訪問介護事業所等の介護施設、ケアマネージャー等の介護サービス、調剤薬局等の業務効率化やサービス品質向上に繋がり、地域包括ケアの推進を支援する。また二次医療圏内での連携強化だけでなく、複数施設を抱える法人内においても同様のメリットを創出することが可能になるとのことだ。
パシフィックメディカル、医療法人・自治体向け医療・介護・在宅...の画像はこちら >>

via プレスリリース<利用メリット>
[医療施設]
・退院時に、患者に関する診療・処方等の情報を受入先の医療施設や介護施設に容易に共有できる
・災害時に、患者に関する診療・処方等の情報をいつでもどこでも参照できる
・診察時に、複数医療施設での診療・処方等の情報を確認できる
・救急患者の既往歴・処方歴等を確認できる
[介護施設・介護サービス]
・訪問先から患者の状態や画像を医療施設に共有できる
・入退院時に、患者に関する診療・処方等の情報を容易に共有できる
・訪問時に、要介護者の診療・処方等の情報を確認できる
[調剤薬局]
・複数医療機関からの処方履歴等を確認できる
・患者への聞き取りをしなくても詳細な病態や検査結果等を確認できる
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