株式会社AirXは2022年6月4日、5日の日程で隣接エリアにおけるヘリコプターでの超短距離旅客輸送の実証を行うと発表した。
■実施に至った背景
徐々に多くの観光地が観光客を取り戻そうと動き出している中、AirXは富士スピードウェイ株式会社と御殿場プレミアム・アウトレットと連携し、隣接エリアの既存観光拠点のヘリポートを航空交通で結ぶことにより、地域の活性化に貢献していくとともに、より早く、より快適な新たな交通手段を提案する。直線距離は近いが、アクセスが困難な地域への物資・旅客輸送を簡単に行うことができ、かつ道路や鉄道といったような大規模設備の整備を行う必要がないことが空のモビリティの特徴だ。また空には渋滞がないため出発・到着時刻が読みやすいといった観光向きな側面だけでなく、人口減少で鉄道やバスが減便・廃線となる地域において、車の免許を持たないまたは返納して移動手段に制限のある人々に新たな選択肢をもたらすといった交通インフラとしての役割を担うことが期待されるという。
このような背景の中、今回実証する御殿場エリアについては、空飛ぶクルマの実装等、「空の移動革命」を見据え、御殿場プレミアム・アウトレットヘリポートを空の交通のハブ拠点として活用し、MaaSプラットフォームで展開することによって日本のエアモビリティ市場を先駆的に創出するとのことだ。via プレスリリース