株式会社Khariis(カリス)は、世界における日本酒の消費市場拡大およびプロモーションを目的として、海外の消費者・ソムリエと日本の酒蔵が繋がるアプリ「Sakeist」(サケイスト)をiOS版、Android版共に公開したと発表した。
■アプリリリースの背景
縮小が止まらない日本国内とは対照的に、右肩上がりで成長を続けている日本酒の輸出市場(2019年の輸出総額は234億1,212万9,000円)。via プレスリリースしかしながら、日本酒のラベルは多くの場合日本語で記載されており、日本酒のスペックを表す「純米大吟醸」のような用語の意味を理解し、かつ、ラベルも読める消費者は海外においては極めて少ないため、消費者の数および消費量における圧倒的な拡大において日本酒業界は課題を抱えている。また、海外におけるプロフェッショナルと消費者の多くは、どちらも日常的にワインに接し、愛飲しているため、ワイン目線での用語解説や味わいについての多言語での解説・紹介するアプリが社会的に求められてきた。
それらの課題を解決し、あらゆる人にとって見やすく、そして、日本酒が「世界酒」として定着するための、消費者・プロフェッショナル・酒蔵が繋がる強固なコミュニティの育成も目指し、アプリ「Sakeist」を2019年から開発。サービス提供日を迎えたとのことだ。
■アプリの特徴
「お酒・酒蔵についての画面イメージ」ユーザーがスキャンしたお酒の画像がSNSのニュース・フィードのように表示されることで、自分が知らなかったお酒に出会える。
2. Tasting Matrix
ワイン・テイスティングを軸としたマトリックスで、どんな味わいの日本酒か、ひと目で分かる。
3. 画像付き酒蔵のストーリー
酒蔵公式の画像で、造り手の歴史背景を知ることが出来る。
4. 日本酒を扱うレストラン検索
5. 日本酒クイズ&用語ディクショナリー
海外の消費者やソムリエはもとより、日本人ですら、いかに手間暇を掛けて造られているか知らない、「日本酒造り」とワインに匹敵するその高い価値。クイズを通じて、学ぶことが出来る。また、ラベルに記載される「山田錦」「あらばしり」「袋しぼり」など、専門用語だらけで分かりにくい日本酒特有の用語を検索可能。