イシン株式会社は、世​​界のスタートアップの中から、2024年1月~6月の間に弊社編集部が注目する有力ベンチャーキャピタル(VC)からの出資を含む大型資金調達を行った企業50社をピックアップし、カテゴリーに分類しまとめた「注目の大型資金調達トップ50 2024年1月~6月」レポートをリリースした。

■2024年前半のスタートアップ資金調達状況は?

2024年前半のスタートアップの資金調達状況は、総額は2023年後半とほぼ同様の水準であったものの、取引件数は減少した。出資対象となるスタートアップを投資家たちが厳しく選別していることが見受けられる。
この期間、全体としては投資に慎重な雰囲気があったが、人工知能(AI)の領域に関しては大型の資金調達が相次いだ。Reutersの記事*によると、AI企業への投資は特に2024年の4月から6月にかけて急増しており、AI技術への関心は引き続き高い。特にイーロン・マスク氏がCEOを務めるxAIは60億ドルという巨額の資金を調達し、大きな話題となった。同社が今回の資金調達によりOpenAIやAnthropicといったAIの大手企業と評価額において肩を並べたことから、今後AI企業間の競争が促進される可能性がある。また同様にマスク氏が経営するX(旧Twitter)やSpaceX、Teslaなどのプラットフォームとの技術統合により、さらなる新たなアプリケーションの開発も期待されている。

このようにAIが市場の注目を集めた2024年前半ではあったが、ヘルスケアやバイオテクノロジー分野にも資金が集まった。特に精密医療や遺伝子治療、AIを活用した創薬などが重点領域としてあげられている**。また米国では、高性能な半導体の需要やクリーンテックへの期待の高まりに加え、CHIPS法やインフレ抑制法(IRA)の制定など政府の支援も後押しとなり、製造・エネルギーやその関連分野への投資も回復・成長傾向にある。EUでも同様の取り組みが広がっており、これらのセクターにおける今後の成長基盤が整いつつあると言える。

本レポートでは、世界のスタートアップの中から、2024年1月~6月の間にイシン編集部が注目する有力ベンチャーキャピタルからの出資を含む大型資金調達を行った企業50社をピックアップし、カテゴリーに分類して紹介する。
*Reuters “AI startup funding more than doubles in Q2, Crunchbase data shows”
**本レポートではバイオ医療・創薬企業をランキングから除外している。

■「サイバーセキュリティ」「ヘルスケア」「自動車・航空宇宙」などの注目スタートアップを紹介

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via プレスリリース本レポートでは下記注目カテゴリーを取り上げている。


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