本作は堺演じる「絶対に騙せない詐欺師」が主人公のコメディドラマ。“超”が付くおひとよしのサラリーマンの絹咲正(堺)は、婚活パーティーで浅香澪(門脇)に出会う。正は、澪に頼まれて彼女の父親に会いに行くが、正が会った相手は裏社会にも繋がりのある大手ゼネコン社長・貴島源一郎(生瀬)だった。
実は澪の正体は、「フレグランスの澪」という異名をもつ女詐欺師。澪は貴島から5億円を騙し取ろうとしたものの失敗し、貴島の支配下にあった。貴島は、リゾート会社社長の大森詩子(広末)から10億円を奪ってきたら許すが、それができなければ殺すと正と澪に告げる。澪は、大森から10億をせしめる計画を立てるが、嘘がつけず悪いことのできない正には、とても引き受けられる話ではなかった。しかし、正のあまりの人の良さから、10億円詐欺計画は思わぬ方向へと転がっていく――。
出演者陣からのコメントを以下に紹介する。
<主演:堺 雅人 コメント>
――堺さんにとって久しぶりのコメディドラマですが、絹咲正という主人公をどう感じましたか? 実際演じてみていかがですか?
僕が演じる絹咲正は、とてもおひとよしで、人に嘘をついたり傷つけることなく、なるべく優しく生きていきたいという人なんですが、ひょんなことから詐欺師に巻き込まれて、詐欺を働くことになります。