『MOMO(陌陌)』は、2011年8月に位置情報をベースとしたソーシャルアプリとしてサービスの提供を開始しました。位置情報を用いて、近くにいる人を見つけ会話ができるLBS(※1)や、同じ趣味や興味を有する人でコミュニティを作る機能、日常を発信するソーシャル機能などで人気となり、2016年9月末時点で、『MOMO(陌陌)』の月間アクティブユーザー数は7,740万人、有料会員数は340万人と、中国におけるモバイルソーシャル通信サービス分野において、Wechat(微信)、QQに続く、月間アクティブユーザー数を有するサービスにとなっています。(※2)
そして2016年4月、中国でいま非常に人気を集めているライブストリーミング(生放送)の機能を新たに追加。サービス開始により、2016年9月末の第3四半期時点で、ライブストリーミング関連の営業利益は1.086億ドルで、営業利益全体の69%を占めるまでに急成長を遂げています。
現在中国では、様々なライブストリーミングアプリがありますが、日常的に利用し、友人とも繋がっている『MOMO(陌陌)』上でライブストリーミングをはじめられることから、多くのユーザーが手軽に生放送の配信を楽しむようになっています。また、特徴としては、位置情報やソーシャル機能がベースになっていることから、一方的な発信ではなく、近くでライブストリーミングをしているユーザーを探したり、見ているユーザーも生放送の画面上に登場したりと、発信する側と見ている側、双方向のコミュニケーションが可能です。また、現在アプリ自体は、中国語版のみの提供ですが、海外在住のユーザーもライブストリーミングに参加するなど、中国以外の地域にも広がりを見せています。