若い世代の選挙離れが問題となっていることから、千葉市では若者層への選挙啓発の一環として、将来有権者となる小学生を対象とした模擬選挙を実施している。敬愛大学では昨年度に続き、千葉市選挙管理委員会から「同大の学生に模擬選挙の立候補者役を務めてほしい」との依頼を受け、3・4年生の学生たちが小学校での模擬選挙に協力した。
模擬選挙は架空の市長選挙を題材に実施。
学生は堂々とした姿勢で、自ら(の役)の施策や夢を熱く語り、参加した小学生からの質問攻めにも対応した。会場に居合わせた小学校や同大、選挙管理委員会関係者からは「これだけの対応ができるとは驚いた」と賞賛の声が上がった。
●各小学校での様子
児童たちは初めて体験した本格的な投票体験に多くのことを学んでいた。
【11月1日 金沢小学校】
6年生4クラスの児童は各教室でオンライン演説を聞き、質疑応答を行った。
【12月7日 千城台東小学校】
当選者と次点者の票差が1票となる拮抗した選挙戦となった。
他方、票数の少なかった候補者(市立病院の充実を主張)が出た結果に、小学校の教員からは「小学生には魅力的ではないかもしれないが、市全体を考えたときには医療の充実も必不可欠だということは言うまでもない。身近なテーマだけで代表を選ぶだけでは、必ずしもいいリーダーを選べるわけではないのだ」という助言があった。
●当日の様子の紹介(敬愛大学ホームページ)
https://www.u-keiai.ac.jp/keiai-topics/senkyo2021/
(参考記事)
・敬愛大学こども教育学科の学生が小学生を対象とした模擬選挙に候補者役として参加 -- 千葉市選挙管理委員会による若年層への選挙啓発の取り組みに協力(2020.12.28)
https://www.u-presscenter.jp/article/post-45050.html
▼本件に関する問い合わせ先
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