
名曲「ホール・ニュー・ワールド」で知られる映画『アラジン』でランプの魔人ジーニーを演じたウィル・スミスが、Netflixの新作ドラマで主演を務めることが明らかになった。米Varietyなどが報じている。
『The Council(原題)』というタイトルのこの新作サスペンスドラマは、ニューヨークに実在した犯罪組織「The Council」を元にしている。1970年代と80年代初期にハーレムを支配した7人のアフリカ系アメリカ人男性で構成されるこの犯罪組織を作ったニッキー・バーンズを中心に、ドラッグゲームの革命によって資金を集め、自給自足のアフリカ系アメリカ人都市国家を確立することを目標に、その弟子たちの間に起こるシェイクスピア劇にあるような法廷での陰謀を描いていく。
バーンズは1978年に逮捕されるまで、イタリア系アメリカ人マフィアと手を組み、国際的な薬物流通犯罪に手を染めていた。彼は終身刑を宣告されたが、証人保護プログラムの下で連邦情報提供者になった。その後バーンズは2012年に死亡したが、彼の死は今年6月まで公にされていなかった。
実は、リドリー・スコット(『グラディエーター』『グッド・ワイフ』)が手がけ、デンゼル・ワシントンが主演した2007年の映画『アメリカン・ギャングスター』では、キューバ・グッディング・Jr(『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』O・J・シンプソン役)が、このニッキー・バーンズを演じていた。