AIを活用した警備システムにより実現
株式会社ホワイトボードは、2020年5月26日、国道の工事現場における「片側交互通行の警備」の完全自動化に成功したと発表した。

同社は、山梨県中巨摩郡に本社を置き、AIを活用した事業を展開しているベンチャー企業。
「片側交互通行の警備」の完全自動化は、同社のAIを活用した警備システム『KB-eye』により実現されており、国内では初の快挙になるという。

99%のドライバーが標示板の指示に従った
「片側交互通行の警備」の完全自動化は、ホワイトボード社長・橘田孝一氏が警備会社を経営する先輩から相談を持ちかけられたことから、開発が開始された。

この自動化では、片側交互通行現場の両端にLED標示板を設置。この標示板に、AIによって稼働する警備員の映像を投影し、リアルの警備員に代わって誘導を行う。

開発後にホワイトボードは、山梨県の国道において『KB-eye』を設置。結果、99%のドライバーが標示板の指示に従い、誤作動は0回という成果を達成した。

警備業を「スマートな業種」へと変える
同システムについてホワイトボードは、警備員不足という社会課題に貢献しうるものであると自負。また、AIの導入により警備業そのもののイメージを「スマートな業種」へと変えることも、目指しているという。

同社はこのシステムの提供を、全国の建設会社に向けて展開する予定。また、警備員が「小学生がなりたい職業トップ10」に食い込むことも目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)

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