その詳細は別記事で確認いただくとして…。ややこしいのは車名だ。
今回、日本に導入されるWR-Vは、インド生産。インド本国では9月に公開されており、車名はエレベイトと呼ばれる。そのエレベイトとの車名は、気持ちを持ち上げたり、高めたりといった意味がある。「エレベーター」にも通じる意味合いだ。
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というのも、インドでは比較的コンパクトなクルマが主流。それらよりも上級な、上昇志向のある人たちに向けて開発されたからこその「エレベイト」だった。
日本導入時の車名にはいろいろウワサがあったが、結局WR-Vに落ち着いた。ホンダのSUVといえばCR-Vに代表されるように、「R-V」が付く。それらシリーズ化の意味も込めて、日本の車名はWR-Vに決まったのだ。
ただ、WR-Vは2022年11月にインドネシアで発表された新型SUVにも使われている。このインドネシアのWR-Vは、全長4mちょっととさらに小さいSUV。インドのエレベイトや日本のWR-Vとは別車種だ。
最近でいえば、ZR-VとHR-V。日本のZR-Vは、北米ではHR-Vと呼ばれる。初代ヴェゼルは、彼の地ではHR-Vだった。ちなみに、3列シートSUVのBR-Vが東南アジアにて展開されている。
そんなややこしいホンダSUVだが、今回日本に導入されるWR-Vの車両コンセプトは非常にわかりやすい。冒頭にも書いたが、SUVらしい存在感と広い室内と荷室が売り。1.5リッターのガソリン車のみで、駆動方式もFFのみ。価格は200万円台前半…ホンダらしからぬ直球勝負である。
〈文=ドライバーWeb編集部〉